『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
今回は産経新聞(12月16日)より、ジェンダーフリー関連の記事を2本紹介します。


男女共同参画計画 「女性管理職3割」促進
ジェンダーフリー教育、行き過ぎ歯止め


男女共同参画社会の実現に向け、来年度から五年間の政府の指針となる「男女共同参画基本計画(第二次)」案の全容が十五日、分かった。政府は今月末の閣議決定を目指し、与党との協議を進める。第一次基本計画が教育現場で混乱を招いたとして「ジェンダー(社会的性別)」の表記を削除するよう求める自民党の一部からの声を受け、政府はジェンダーにからむ表記を大幅に修正。行き過ぎたジェンダーフリー教育に歯止めをかける内容に修正し、理解を求めていく考えだ。

基本計画は、「基本的な考え方」「施策目標と具体的な施策」「総合的・計画的推進のための体制整備・強化」の三部構成。重点分野として、「政策・方針決定過程への女性参画の拡大」「社会制度の見直しや意識改革」「雇用などでの男女の機会均等」など十二項目を掲げ、項目ごとに基本的方向、各省庁の具体的な施策を列挙した。

その上で、重点事項として、平成三十二年までに指導的地位の女性が30%になるような取り組みを促進▽女性のチャレンジ支援策の推進と、実態把握のための指標を開発▽仕事と家庭・地域生活の両立支援策の推進-など十項目を掲げた。

問題となっていたのは、基本計画の「広報・啓発」部分。原案では「社会的・文化的性別(ジェンダー)の視点を定着させる広報・啓発活動を展開」となっていたが、自民党からの批判を受け、「社会的性別(ジェンダー)の視点の定義について誤解の解消に努め、恣意(しい)的運用・解釈が行われないよう、広報・啓発活動を進める」と変えた。

その上で、「社会的性別はそれ自体に良い、悪いの価値を含むものではない」と明記。「男女の区別をすべてなくしたり、ひな祭りなどの伝統文化の否定は男女共同参画行政の目指すところと異なる」と記した。

さらに、社会問題化した教育現場での男女同室宿泊や男女混合騎馬戦などを「極めて非常識であり、男女共同参画の趣旨から導き出されるものではない」として、基本計画がジェンダーフリー教育の後押しとならないように配慮した。

【用語解説】ジェンダー

生物学的性別(セックス)ではなく、社会通念や慣習の中で作り出された「男性像」「女性像」。このような社会的な性別が、男女の偏見を生み、男女共同参画を阻害するとした特定のグループが「ジェンダーフリー」の名の下で活動。文化・伝統や、「男らしさ」「女らしさ」をも否定し、人間の中性化を目指したり、家族や親子関係の重要性を否定するような教育が行われたことから、社会問題となった。


安倍氏、調整に奔走 ジェンダー表記で火種残す

「ジェンダー」の表記をめぐり、政府・自民党内で対立を生んでいた男女共同参画基本計画(第2次)は、猪口邦子担当相が大幅修正に応じたことで、一転して年内の閣議決定が実現する見通しとなった。その裏には「調整役」として奔走した安倍晋三官房長官の存在が大きい。ただ、この問題をめぐって、新人議員「小泉チルドレン」と中堅議員らの間には不信が生まれ、今後に火種を残したといえる。

「これは政治案件だ。決して官僚に振り回されないように、副大臣、政務官としっかり話をしてください」

安倍氏は6日夜、都内の会合で猪口氏にクギを刺すと同時に、バックアップを約束した。基本計画は各省庁の施策にまたがり、担当相1人での修正は困難なだけに、猪口氏にとっては渡りに船だった。

安倍氏は難しい立場に置かれていた。基本計画に批判的な「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム(PT)」(座長・逢沢一郎幹事長代理)はもともと自らが主導してきただけに、閣議決定に向けてゴリ押しできない。とはいえ、そのままの原案を認めるわけにもいかなかった。

そんな中、年内決着にこだわる猪口氏と、逢沢氏らPT幹部との亀裂は深まっていった。さらに新人議員有志が猪口氏を後押しする提言を出したこともあり、党内には不穏な空気が漂った。

危機感を感じた安倍氏は13日夕、山口泰明副大臣、山谷えり子政務官らをひそかに首相官邸に呼び、基本計画の問題点を問いただした。問題の部分については担当省庁に自ら電話をかけ、修正を迫った。

このような安倍氏の動きを受けて、猪口氏も柔軟に対応。修正を渋る事務局にハッパをかけ、ジェンダーをめぐる表記などを次々に変更させた。PTは16日に会合を開き、政府案を検討するが、大筋で了承する見通しだという。

PT幹部の1人は「満点とはとても言えないが、かなり改善された。まあ痛み分けだ」と話す。ただ、新人議員には「一部の議員による修正で骨抜きになった」との不満の声も残っている。

【2005/12/16 産経新聞】
男女共同参画(ジェンダーフリーと同意語)の危険性については、これまで拙ブログでも述べてきましたので、ご覧いただけばと思います。
「女子差別撤廃条約」を撤廃せよ!
猪口VS山谷、性の不一致「ジェンダー」めぐり火花
猪口邦子大臣への手紙

本年は、「男女共同参画社会基本法」の下の「男女共同参画基本計画」が期限切れとなるため、計画の改定がなされる年でした。
そこで、記事中にあるように、これまで問題の多かったこの計画を改善すべく、安倍晋三官房長官を始め、過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム(PT)が活動されたのです。
まだ問題点も多いですが、男女共同参画局が五月に発表した案よりは良くなったみたいで、安倍官房長官を始めPTの皆様には感謝です。

しかし、元々この男女共同参画社会基本法というのは、国連に巣食う極左派の人々が作成した、「女子差別撤廃条約」(1979年)を日本が批准したのを受けて出来たものです。(ちなみにアメリカはこの条約の危険性を察知して、現在も批准していません)
「条約」と名が付いていますが、元の英語はConventionであり、国際法上の拘束力のあるTreatyではなく、「協定」「協約」、平たく言えば「申し合わせ」程度のものなのです。にも拘らず、日本政府(の中にいるフェミニスト)はこれを「条約」と訳し、いかにも国際的な強制力のあるもののように見せかけ、国民を騙しているのです。

そして、日本では政府が率先して10兆円近い予算を使い、左翼思想を振りまいているという、何ともおかしな状況になっているのです。

私は、このような百害あって一利なしの男女共同参画社会基本法は、即時廃止すべきだと思います。

◆ジェンダーフリーの危険性を知るための本
(本の詳細についてはタイトルをクリックして下さい)

家族を蔑(さげす)む人々 フェミニズムへの理論的批判
家族を蔑(さげす)む人々 フェミニズムへの理論的批判


男と女の戦争―反フェミニズム入門
男と女の戦争―反フェミニズム入門


新・国民の油断 「ジェンダーフリー」「過激な性教育」が日本を亡ぼす
新・国民の油断 「ジェンダーフリー」「過激な性教育」が日本を亡ぼす


日本を貶(おとし)める人々
日本を貶(おとし)める人々


男女平等バカ―年間10兆円の血税をたれ流す、“男女共同参画”の怖い話!
男女平等バカ―年間10兆円の血税をたれ流す、“男女共同参画”の怖い話!


ここまで来ている「男女共同参画」
ここまで来ている男女共同参画


これがジェンダー・フリーの正体だ
これがジェンダー・フリーの正体だ


たくさん紹介しましたが、入門編としてお薦めなのが、「ここまで来ている『男女共同参画』」と、「これがジェンダー・フリーの正体だ」の2冊です。
共に定価300円と安い値段で、30ページほどの薄い小冊子です。端的に分かりやすく書かれているので、是非多くの方に読んで頂ければと思います。

※この2冊は、日本政策研究センターHPのみの取り扱いになります。

ご注文の流れは以下のとおりです

▽販売について
当ホームページでは、お客様の「先払い」によるご注文をお受けしております。
 ご入金の確認後、通常翌日~3日で発送します。
 なお、ご注文品の代金のほか、別途送料がかかります(全国一律250円。10冊以上は送料無料)。

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コメント
この記事へのコメント
>カァさん

>私の持つ常識・感覚を根拠に反対しているだけです。
ジェンダーフリーは、常識のある方なら、反対するのが普通です。しかし、今ではこれを学校で堂々と教えていますし、大学教授やら弁護士やら、一般には「有識者」と思われてる方々が弁舌巧みに喧伝されているので、多くの人が良いものだと騙されているのが現状です。
是非勉強して頂いて、カァさんのブログでも取り上げて下さればと思います。

>milestaさん
青葉ひかるさんの「軸足の移動」は、すごく良かったので、拙ブログでも紹介しようと思ってたんです。
青葉さんのような、普通の感覚を持った女性が声をあげて下さるのは大変ありがたいです。
2005/12/17(土) 18:56 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
本当の少子化対策
こんにちは。
以前spiralさんの記事を見て、購読するようになったメールマガジン『甦れ美しい日本』が今日送られてきて、青葉ひかるさんの「軸足の移動」に大変共感を覚えました。

少子化対策は、一握りのエリート女性の視点で仕事と家事の両立が善であるという考え方で勧められているが、普通の女性が両立させるのは並大抵なことではないし、育児・家事・地域活動は大切なことである。そうしたことに貢献している女性を排除するような政策はおかしい。子育てのために家庭に入った主婦が、就労復帰できる仕組み作りこそが少子化対策だ、という主旨でした。

まさに普通の女性の言いたかったことを代弁してくださっていると思います。「普通の女性」には発言の場も限られているし、その意見は肩書きが立派な人に比べて軽視されがちです。
優秀な、または著名な女性の望むことばかりが叶えられていく、男女共同参画の推進事業には違和感を持っていました。

猪口大臣には、エリートであるご自身の経験や感覚を一度白紙にして、多くの普通の女性が何を望んでいるかを把握した政策を打ち出して欲しいです。




2005/12/17(土) 11:21 | URL | milesta #4On3Ze.o[ 編集]
無知ですが
おはようございます。
 私もジェンダーフリーの運動に反対しています。しかし「男女共同参画社会基本法」も「女子差別撤廃条約」も読んだことがなく、私の持つ常識・感覚を根拠に反対しているだけです。ですから、あまり知識がなく、大したことは言えずにいます。この記事で、「女子差別撤廃条約」が「条約」ではなく、「申し合わせ」であることを初めて知りました。
 自分でも少しは勉強してみよう、という気にさせられました。ありがとうございます。
2005/12/17(土) 07:49 | URL | カァ #TdQI0TCw[ 編集]
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