『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
今回は、昨日行われました、「皇室典範改悪阻止『草莽崛起』国民大
会」についてのニュース等、皇室典範改正問題に関する情報を紹介し
ます。※関連ニュースがあれば追記していきます。

◆その前にイベント告知!
皇室典範改悪阻止!デモ告知

■日時■ 平成17年11月26日(土)
午後1時 三河台公園集合
東京都港区六本木4-2-27
東京メトロ日比谷線・都営大江戸線 六本木駅徒歩3分
都バス 都01 渋谷駅~新橋駅 六本木4丁目
午後2時 デモ出発
コース   三河台公園 ⇒ 六本木通り ⇒ 【西麻布交差点右折】外苑西通り⇒
【南青山3交差点左折】青山通り ⇒ 【宮益坂上交差点右折】 ⇒ 
【宮下公園交差点】明治通り 渋谷 宮下公園付近にて解散

■主催■ 皇室典範の拙速な改悪に反対する全国地方議員の会

■共催■ チャンネル桜草莽会、全国地方議員1000名日本大勉強会実行委員会、 神奈川草莽議員の会、人権擁護法案に反対する地方議員の会、新日本協議会、 靖国神社へ参拝する全国地方議員の会、英霊にこたえる会、日本政策研究センター、日本世論の会、自由日本の会、皇室典範改悪に反対する全国草莽崛起の会 他

■報道■ 衛星放送スカイパーフェクTV!767ch「日本文化チャンネル桜」
インターネット「チャンネル桜オンラインTV」  
http://www.ch-sakura.jp/
■問合せ■ 全国地方議員1000名日本大勉強会事務局
電話03-6419-3825 FAX03-6419-3826 E-Mail:soumou@ch-sakura.jp

※もう一つ、真の「有識者」の方々が集う集会です。

皇室典範を考える集い
有識者会議の見識を問う

■日時■ 平成17年11月30日(水)18時半開会
■会場■ ニッショーホール(日本消防会館)

■登壇者■
渡部昇一氏、工藤美代子氏、小堀桂一郎氏、櫻井よしこ氏、田久保
忠衛氏、中西輝政氏、荻野貞樹氏、屋山太郎氏ほか(敬称略)

■参加費■ 無料
■主催■ 皇室典範を考える会(渡部昇一氏代表)

■連絡先■ 電話090-4736-9813(三堀法律事務所気付)

以上、イベントのお知らせでした


「皇室典範改悪阻止『草莽崛起』国民大会」
1200名以上の「草莽の士」が参集!


平成17年11月18日(金)、中野ゼロホールで開催された「皇室典範改悪阻止『草莽崛起』国民大会」ですが、全国から1200名以上の「草莽の士」の皆様がご参集されました。
また、国民大会の前に行なわれたデモ行進には、地方議員・民間人あわせて約250名の皆様が参加されました。

日本文化チャンネル桜HPより引用
http://www.ch-sakura.jp/

『日本の心を育むネットワーク』様の記事にこの時に決議
された声明文が掲載されていますので、ご覧下さい。
http://hagukumu.exblog.jp/2227448


皇室典範:男系皇位継承の維持求め700人が緊急集会

首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が今月中に女性・女系天皇を容認する最終報告書をまとめる予定であることを受け、男系による皇位継承の維持を求める複数の団体の計700人が18日、東京都中野区で緊急集会を開いた。小堀桂一郎東京大名誉教授は「女系天皇を認めることは国体の変革で一大事。その是非を論じるより先に旧皇族の復帰をお願いすべきだ」と述べ、臣籍降下した旧皇族の復帰を柱にした特別法制定を求める考えを示した。

毎日新聞 2005年11月18日 20時25分
※昨日流された速報なので、参加人数が少なくなっています
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20051119k0000m010085000c.html


◆宮崎正弘氏のメルマガよりの転載です

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)11月19日(土曜日)
     通巻第1304号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なぜ男系天皇でなければいけないか 緊急集会に愛国者が結集
皇室をロボットと勘違いの「有識者会議」答申を粉砕する手段はあるか
****************************************

小泉政治がはらむ一種の狂気はときとしてポピュリズムへの傾斜、歴史認識のなさ、伝統への無知。それが突如出てきたのが首相の諮問機関「有識者会議」である。

結論が最初からある。女帝容認である。ミーハー人気にあやかろうとするだけの衆愚政治を愉しんでも、国の行く末に、かのひとは興味がないか、極端に薄い。
 
GHQの武力による恐喝で、終戦直後、十一の宮家は皇籍を離脱された。皇室典範は憲法などで改正できる性格のものではなかった。それを改竄したのだ。これはGHQのなかに巣くった共産主義者らの陰謀であった。

女帝は、過去の日本の歴史に何人かおられたが、それは中継ぎの使命だけで、お子をなされなかった。男系男子がそのあとを嗣がれている。

これが神武天皇以来の「万世一系」を守ることなのである。 

現在の日本をあやうくしているのは女帝容認の世論、それを背後で世論操作している左翼、そのポピュリズムに乗った小泉政治の軽々しさである。

解決策は簡単である。
旧宮家の皇籍復活。これを緊急におこなうために、必要な法律改正があれば、政治はそれをすればいいのだ。幸いにして皇籍離脱させられた六宮家には男子継嗣がおられる。
 
ところが「有識者」をなのる人達は、この歴史と伝統を無視し、国民の声に耳を傾けようともせず、ひたすら或る種の革命へ突っ走った。かれらの答申は、別の王朝を立てようとする、怪しげな考え方に則る、きわめて危険な、伝統無視の思想である。

というわけで昨夜(11月18日)皇室典範改悪に反対する国民集会には、寒さをついて夥しいひとびとが駆けつけ、以上を決議した。

会はまず小堀桂一郎氏の基調報告、つづいて小田村四郎、加瀬英明、西尾幹二、井尻千男、名越二荒之助、百池章、宮崎正弘、クライン孝子、稲田朋美、大高美貴、遠藤浩一、西村幸祐、三輪和男の各氏ら合計18名の発言者が登壇し、未曾有の歴史の危機の訴えがつづいた。最後に決議文が古賀俊昭東京都議によって朗読され、天皇陛下万歳を三唱して閉幕した。午後10時だったが、最後まで殆どの参会者が席を立たなかった。

この日、下記のホームページがスタートした。
http://hw001.gate01.com/abc123xyz/d_20050110.html#top
(皇位の正統な継承を堅持する会)


◆産経新聞よりの引用です

「皇室典範改正」来年の通常国会に提出準備

皇室典範改正に関する発言に注目して下さい☆

■首相懇談要旨■

【改革課題】中川秀直・自民党政調会長が頑張っている。(突出しているのではなく)政府と歩調を合わせて当たり前のことを言っているだけだ。改革を進めていく上で、いずれ谷垣禎一財務相も与謝野馨金融・経済財政
担当相も私の意図が分かれば、中川さんと協力してくれる。私の意図が分からないから、調子外れのようなことをたまに言うだけだ。

【政府系金融機関】(一機関への統廃合が望ましいとの考えに)変わりない。そうなってくるんじゃないか。

【三位一体改革】(生活保護費の扱いは)地方側の意見を尊重してやっていく。

【皇室典範改正】(皇室典範に関する有識者会議は)もう何回もやっているから。来年の通常国会に提出する準備を進めている。(国民各層の)理解は得られると思っている。

【日中、日韓関係】中国、韓国がいくら私のことを批判しても、私は何らこだわりは持っていない。(大統領の来日は)いつでも歓迎する。あとは大統領が判断することだ。

【来年の靖国参拝】適切に判断する。それは変わらない。(適切な判断には外交的要素も)すべて入る。総合的に判断する。


皇位継承「第1子優先」に異論 民主・鳩山幹事長
2005年11月18日21時40分

民主党の鳩山由紀夫幹事長は18日の記者会見で、首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が女性・女系天皇を認め、皇位継承順位は男女を問わず「第1子優先」の方向で集約していることについて、私見として「男の子がいる場合は、男の子がついだ方が天皇家が安泰ではないか」と述べ、兄弟姉妹の中で男子を優先すべきだとの考えを示した。

鳩山氏はその理由として「(第1子優先なら)女性天皇が存在する確率は半分になり、歴史伝統から見て大きな変化。女性天皇の夫が将来天皇になる資格があるのか、私の中で整理がつかない。その子が天皇になるとなれば、自分の家を将来天皇家にしようという意図を持つ人たちが行動するのではないか」と述べた。

http://www.asahi.com/politics/update/1118/014.html


旧皇族は皇籍復帰の覚悟を 竹田家男性、宮家の役割著す
2005年11月19日08時08分

戦後、皇籍を離脱した旧皇族・竹田家の竹田恒泰氏(30)が、皇位継承の歴史や宮家皇族の役割に言及した本を近く出版する。この中で、「男系でない天皇の誕生は『万世一系の天皇家』の断絶」と指摘、旧皇族の男子は皇籍復帰の覚悟をもつべきだとしている。発刊にあたって一部の皇族や旧宮家当主らにも相談したといい、小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が女性・女系天皇容認の答申を近く出す見通しの中で、論議を呼びそうだ。

『語られなかった皇族たちの真実』(小学館、1365円)。竹田氏の祖父は「スポーツの宮様」として知られた故竹田宮(たけだのみや)恒徳(つねよし)王で、父は日本オリンピック委員会会長竹田恒和氏。

「皇統のスペアとして、また天皇を守る存在として宮家の果たしてきた役割についてわかりやすくまとめた類書がない」のが執筆の動機という。

終戦時に昭和天皇の指示で軍の説得に当たり、戦後は占領政策で皇籍を離脱せざるをえなかった歴史を紹介。また男系継承の伝統の重要性を強調し「皇室の存在意義を守り抜くために、旧皇族の男系男子は責任を果たさなくてはならない」としている。

11宮家の皇籍離脱について重臣会議で鈴木貫太郎元首相が加藤進宮内次官に「皇統が絶えることになったならどうであろうか」と疑問を提示。加藤が「かつての皇族の中に社会的に尊敬される人がおり、それを国民が認めるならその人が皇位についてはどうでしょうか。しかし、適任の方がおられなければ、それは天が皇室を不要と判断されるのでしょう」と述べたという逸話も盛り込まれている。

典範改正をめぐっては、三笠宮寛仁さまが女性・女系天皇容認に異議を唱える随筆を公表している。
http://www.asahi.com/
national/update/1119/TKY200511180360.html



産経新聞(11/21)より

あくまでも男系維持を
平沼元経産業相


平沼赳夫元経済産業相は二十日のフジテレビの番組で、皇室典範改正に
ついて「愛子さまが旧皇族の男系の方とご結婚なさって、男系を守るという
方法もある。あくまでも男系を綿々と続けるべきだ」と述べ、男系を維持
すべきだとの考えを改めて強調した。

また、政府が来年の通常国会に同改正案の提出を目指していることにつ
いて「非常に拙速だ」と批判した。


☆この問題について学ぶのにお薦めの本を紹介します。

天皇問題
天皇問題

山本峯章(やまもとみねあき)著

◆評論家の加瀬英明氏による推薦文
今日、日本の多くの国民が先人たちが二千年以上にわたって培ってきた伝統を
軽んじるようになっている。そのために日本は社会が混乱し、外交の場でまるで
錨(いかり)を失った船のように漂流している伝統こそ、日本国民がまっとうに
生きることを保証する宝である。

日本は頭脳障害をきたして、記憶を喪失した民族になろうとしている。

本書は、天皇、伝統、歴史認識、国のあるべき姿について、鋭く説得力をもって
分析して、資源のない日本にとって伝統が力の源となっていることを教える、珠玉
の論文集である。ひろく読まれることを期待したい。
内親王の宮家創設容認、皇室典範会議が最終調整

小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長=吉川弘之・元東大学長)は19日、皇族の範囲について、女性皇族のうち、天皇の姉妹や娘、孫にあたる「内親王」に限り、皇籍離脱を認めず、結婚後は宮家を創設できるようにする方向で最終調整に入った。

内親王や親王妃らを除く女性皇族である「女王」についても、結婚後、皇籍を離脱しないことを認める見通しだ。

有識者会議は、男系男子に限定していた皇位継承資格者を女性皇族に拡大し、女性・女系天皇を容認する考えで一致。皇位継承順位は男女を問わず、長子優先とする方針を固めている。21日の第16回会合で、内親王の宮家創設容認も確認する見通しだ。今月中に最終報告をまとめ、小泉首相に提出する。

現行の皇室典範は、皇族の子孫はすべて皇族とする「永世皇族制」を採用している。15歳以上の内親王と王、女王は自らの意思で皇籍離脱が可能と規定。さらに、内親王、女王を問わず、女性皇族は一般男性と結婚した場合、皇室を離れなければならないと定めている。

今回、有識者会議が女性天皇を容認したことで、女性皇族は皇位継承のために、結婚後も皇室に残る必要が出てきた。しかし、すべての女性皇族が皇室に残り、宮家を創設した場合、皇族費増加の懸念があった。

このため、有識者会議は女性皇族のうち、内親王は必ず皇族に残る一方、女王は自らの意思がある場合には皇籍離脱できる制度とすべきだとの考えで大筋一致した。これにより、皇籍離脱の要件に関して、内親王は、天皇の弟や息子、男孫である親王と同じ立場となる見込みだ。また、女王も王(親王以外の男性皇族)に準じることになる。

(2005年11月20日9時19分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051120i203.htm


皇位継承、長子優先 内親王は宮家創設へ 有識者会議、24日最終報告

政府の「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大総長)は二十一日の会合で、女性・女系天皇を容認した場合の皇位継承順位について、男女を問わず長子(第一子)優先とすることで一致した。また、女性皇族が結婚後もその地位にとどまることで皇族の増加が予想されるが、皇族の子孫をすべて皇族とする現在の「永世皇族制」は維持する。

有識者会議は、二十四日に最終報告書を小泉純一郎首相に提出する。政府はこれを受けて皇室典範改正案を来年の通常国会に提出したい意向。有識者会議の決定に沿った改正案が成立すれば、皇太子ご夫妻の長女、愛子さまの皇位継承順位は二位となる=図。

皇位継承順位については、「長子優先」と「兄弟姉妹間では男子優先」のどちらを選ぶかで議論が続いていた。しかし、二十一日の会合では、「長子優先とした方が、国民が将来の天皇の成長をご幼少のころから見守ることができ、分かりやすい」との意見で一致した。

「男子優先」が望ましいとの意見は、男子がいつ生まれるかで皇太子が定まらない不確定な期間が想定されるため、「不安定な制度だ」として退けられた。

また、女性皇族については現行の男性皇族と同じ扱いとし、天皇の姉妹や娘、孫にあたる「内親王」と、内親王や親王妃らを除く女性皇族の「女王」とで区別。内親王については自らの意思に基づく皇籍離脱を認めず、結婚後は宮家を創設できるようにする。女王は、結婚などで皇籍を離脱するかどうかは自らの意思で決められるとした。今月十五日の結婚に伴って皇籍離脱し、黒田清子さんとなった紀宮さまの場合、仮に有識者会議の決定に沿った皇室典範改正後の結婚であれば皇族にとどまり、夫の黒田慶樹さんが皇族となる。

吉川座長は会合後の記者会見で、皇室の伝統尊重の立場から、男系による皇位継承維持を求める学者らの発言が相次いでいることについて「私たちは歴史観や国家観で案を作ったのではない。歴史観は国会で議論すべき問題だ」と強調した。

                   ◇

皇室典範 皇位継承順位の決め方や皇族の範囲などを定めた法律で、昭和22年に制定された。1条で「皇位は、皇統に属する男系の男子が継承する」と限定している。しかし、現行制度のままでは将来的に皇位継承者がいなくなることも想定されるため、小泉純一郎首相の私的諮問機関として設置された有識者会議が議論を進めてきた。

http://www.sankei.co.jp/news/morning/22iti003.htm


皇位「第1子優先」の適用、愛子さまの次世代から
2005年11月22日15時21分

女性天皇や母方だけに天皇の血筋を引く女系天皇を容認することを決めている小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が、皇位継承順位を男女を問わない「第1子優先」とする変更は、敬宮愛子さまの次世代からを想定していることが22日明らかになった。皇太子さま夫妻に男子が誕生した場合には、世論などをみて継承順位を判断する。誕生しない場合は愛子さまが皇位を継承する。世論の一部にある「男子待望論」に配慮した。ただ、男子誕生をいつまで待つかなど政府の議論はこれからで、皇室典範改正作業は難航しそうだ。

有識者会議の答申では、中長期的な視野に立った皇室典範の改正を目指すことをうたう。そのうえで継承順位の変更について、「(皇太子夫妻に)男子が誕生した場合、皇位継承者については国民世論に配慮して検討する」という趣旨の文言を盛り込む。会議はこうした答申を24日、小泉首相に提出する。

会議は女性天皇や女系天皇の容認や、皇位継承順位を男女を問わない「第1子優先」とすることを決めたが、こうした皇位継承順位の変更を全面適用するのは愛子さまの次の世代からになる。

皇太子夫妻に男子が誕生しない場合は、改正した皇室典範を適用し、愛子さまが皇位を継承する。男子が生まれた場合、有識者会議は、愛子さまが皇位を継承するかどうかについての判断を避け、政府の皇室典範改正作業に委ねる。

政府は、同会議の答申を踏まえて皇室典範の改正作業に着手し、来年の通常国会に提出する。

背景には、現行通り男系男子による皇位継承を望む国民世論があることへの配慮がある。「まだ、皇太子夫妻に男子誕生の可能性がある」ことなどを根拠に、有識者会議の議論を「拙速」と批判する意見も出ていた。

ただ、男子誕生をいつまで待つかなど、政府内の議論はこれからだ。改正皇室典範の施行を先延ばしにするのか、皇位継承順位に前提条件をつけるのかなどが焦点となりそうだ。

http://www.asahi.com/national/update/1122/TKY200511220321.html


宮崎正弘氏の素晴らしい論文です!

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成17年(2005年)11月23日(水曜日)新嘗祭
     通巻第1308号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~現代日本人は、なぜかくも無惨に“民族の気概”を失ったのか?
 明治の気骨は戦後しばらく続いていた。これを破壊したのは日教組だけではない
****************************************

小泉首相の思いつきで始まった観がある「女帝」論議。
小泉純一郎の「歴史認識」は女帝容認も「構造改革」の一環だというではないか。信じられない暴挙である。

皇室典範を考える有識者会議は「長子後継、男女を問わず」を24日に答申するという。
国体の変革、外国人を含めての別の王朝が出来かねない易生革命思想、どうしてこういうミーハー的解釈を装った革命思想がまかり通るのか。

つくづくと日本の精神の衰弱を考えさせられる。

対照的に明治人はなぜ気概、気骨があったか、を考えてみた。
(1)家庭教育、藩の教育がしっかりしていた。
武士階層に限らず江戸時代から明治にかけ、家庭では「だめなものは駄目なのです」として、屁理屈を許さない風土があった。
まずは身を立て、しかるのちに家を治め、国の大事に駆けつけよ。これは「修身斉家治国平天下」の儒学の基本だった。(ちなみにパソコンで打つと「終身制か遅刻閉店か」とでてくる!これじゃ、儒学の精神も死んだも同然)

町人の寺子屋も同じ。貞操の観念など倫理もしっかりしていた。
武士は藩校に学んだが、藩校で力点が置かれたのは知育、徳育と武芸(文武両道)。漢籍の素読(儒学、大日本史、神皇正統記)が常識だった。だから日本語がしっかりしていたのだ。
いまの日本の教育は教育漢字、当用漢字などと漢字を識別して国語を壊し、いやはや若者の一部は漢字も満足に読めず、日本語が滅茶苦茶だから英語も喋れない。外国語は母国がしっかりしていない人には習得できる筈がない。
IQ重視の異常。テスト優先は真の教養を育まない。(例。エリート役人の汚職)

儒学が日本では儒教になった。宗教的であり、江戸の儒学は朱子学から陽明学へ。覇道より王道をこのみ、知行合一が日本人の美意識の根底を形成する哲学として完成された。
 
忠誠の対象は所属する藩、殿様であり、その先の忠誠心の対象は徳川家ではなく尊皇。
だから徳川宗家の学問が皮肉にも反徳川思想の拠点になり、15代将軍が徳川を潰した。
この過程で会津、桑名、東北列藩同盟の律儀さは? 近藤勇の愚直なまでの尊皇と忠誠、忠義は美学として了解できる。しかし理想は政治現実の前に潰えた。
戊辰戦争の後味の悪さは「官軍」が東軍の弔いをしなかったことにある。靖国の前身、招魂社にも祭られず今日に至った。維新の志士らの一部には天皇を「玉」と密かに呼んで政治利用した。政権掌握ののち、理想は消え、西郷は下野し、結局、西南戦争へ行き着かざるを得なかった。岩倉らが偽造したニセの錦旗が当時の日本から根底になる日本の哲学を奪った。
しかしそれはともかくとして教育がしっかりしていた。

(2)防衛と情報のセンスが良かった。
 国家とは何か? こういう問題意識が常にあった。だから国民全体が国家を理解できた。桶谷秀昭氏風に言えば「草花の匂う国家」だった。
危機意識、向上心があった。だから日清・日露戦争に勝てたのだ。
やがて、日本から日本の共同体意識の源泉、農耕文化の中核たる農地が希釈し、伝統的風景も村の祭りも消え、過疎が進み、他方では町がビルで白くなり、共同体が希薄化し、国家意識がなくなる。
こうなれば、たとえば中国・韓国の内政干渉に敏感に反応しない国となる。
精神の惰弱、腐敗、左翼の横暴がまかり通る。こんな状況に成り下がったのは経済の繁栄がいきすぎ、民主化の過剰、要するに民主主義のび欄である。日教組教育ばかりではない。

どういう体制であれ、国家にとって「軍人の名誉」(武士の名誉)という価値。死生観に拘わる認識 戦死する名誉。切腹の名誉があるものである。古代ローマの武士も名誉が汚されれば切腹した。
武士道は明治に入っても、しばし軍人の名誉に受け継がれた。
いまもマスコミの批判を浴びても靖国問題、特攻隊の弔いで民間では武士道への尊敬の念はかすかに日本人の意識に生きている。
 
(3)教養が高かった(学問は知識ではない)
教養とは知識を越えた人間としての立ち居振る舞い、作法、文化の領域である。
戦後も佐藤栄作政権のあたりまでは明治人の気骨が残った。文武両道の精神は生きていた。
かろうじて吉田、岸、池田。同時の財界人も明治の教育があり、財界にも桜田武などのサムライがいた。
いま日本の財界人はあたかも「北京の茶坊主」になりさがったかのようで、一部に「“三河の車屋さん”がなんで政治に容喙するの?」という批判が渦巻いている。

秀吉は学歴こそなかったが、溢れるほどの教養があった。昨今は学歴はともかくとしても教養がない田中某。英語屋の宮沢某。歴史を知らない河野某、加藤某。。外国の買弁屋かとみまがうばかりの野中某、二階某。。。そのあと? 政治家を眺めやると、拡がるのは将来への絶望しかない。

(4)死生観が異なってしまった
「いまや」か「いまは」の死生観が異なってきた。日本の伝統をささえた仏教的死生観は輪廻転生である。「いまはこれまで」は次に人生に賭けているコトバ、いまや、は来世を信じていない。「いまは」という死生観の決壊こそが、日本精神の消滅の第一にあるのではないのか。
「いまはこれまで」の世界認識が数々の辞世を後世に残したが、この世は仮の世、人生の価値は生命よりも大事なものに捧げられる。
しかし、「いまはの際の見苦しさ」は中国人だけか、と思っていたら最近の日本人もそうなった。生命は地球より重く、地球市民という空想的理想主義に埋没し、したがって宗教への神々しさはなくなり、宗派(セクト)の教え=宗教という誤認も他方では拡がる。森羅万象のすべては科学と合理、すなわち論理を越えるパトスによってなりたつものである
にもかかわらず。
したがって文化・伝統をまもる意識の軽さは、もはや絶えられないレベルまで落ちた。
伝統を守る歴史意識、文化防衛論が希釈され、礼宮様御婚礼の席で、ベルグソンとパスカル取り違えはともかく、「信仰と結婚は似ている。本質は賭け」と或る保守派が発言。博打を連想する「結婚は賭け」という発言は歴史伝統文化に裏打ちされて発言とは思えない。
保守層にさえ、この程度のリーダーしかいない、日本の悲劇よ。

(以上は11月19日に行われた「ポーツマス・ネットワーク」での宮崎正弘の講演要旨)

◎ 宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/


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コメント
この記事へのコメント
>keithさん

いつもと違うkeithさんの文面から、二千年以上の長きに渡り続けてきた皇統を破壊しようとする人々への強い憤りを感じます。
この問題は、正に日本の国体に関わる重大な問題ですから、国民一人一人が真剣に学び、考える必要がありますよね。
ともあれ、今は拙速に結論を出し、皇室典範を改悪しようとする人々の愚挙を絶対に止めないといけませんね!
2005/11/23(水) 01:56 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
「お隣の金城さん、明日から天皇家らしいわよぉ?」

「あらそう?本当?ウチもあやかりたいわぁ。胡麻すっておかないとだわね♪」


主婦が道端でこんな会話をするような社会が真っ当な日本国なのでしょうか?
2005/11/22(火) 10:54 | URL | keith #-[ 編集]
この「有識者」というのは余程の馬鹿共なのか?
いや、はじめに結論有りき・・・つまりは中共の金にまみれきっているということだ。


旧宮家の血統が現存し、皇籍復帰もやぶさかでないとの発言がある中、
頑なに女系擁立を図ろうとは滑稽ですらある。


これまで縁もゆかりも無い血統の者が即位するなど有り得なかったが、この馬鹿共が無理矢理捻り出した「第一子優先」では、日本国籍を有する誰もが自分の血統を将来天皇として即位させられるではないか?

実際、現在の愛子内親王殿下のご学友の父兄父母は内心大変なことになっているだろう。自分の子孫が将来天皇として即位し、自分の家系が天皇家にとって変わることが出来るようになるのだから。


これまで何度となく南朝の末裔等を騙り、皇統に群がる阿呆な輩が事件を起こしてきた事を忘れたのか?・・・そう、有識者という阿呆共は都合良く忘れたことにしているのだ。


あの阿呆共が目指すもの・・・それは「日本中誰もが天皇として即位出来る可能性のある仕組み」とし、2660年続く皇統の歴史を辱めことに他ならなず、最終目的は「成りすまし、在日から天皇を輩出すること」。
この阿呆共の言う通りにしてしまえば、理論上可能なのだ!

不謹慎を承知で警鐘させてもらうと、愛子内親王殿下を無理矢理にでもご懐妊せしめ、どんな形でも公表さえしてしまえば天皇家となることが可能な世の中を作り出そうとしている。


この中共の金まみれの阿呆共の思うままにしないようにはどうすれば良いのでしょう?
日本国民一人一人が真剣に考えないといけないところまで来ています。



乱文、そして不敬なる発言、ご容赦ください。
2005/11/22(火) 10:26 | URL | keith #-[ 編集]
偽情報にご注意!
 先日来、「情報漏洩」などの文字が添えられて、アダルト関連のメールが大量に小生のアドレス宛送りつけられて来ている。何処からどう情報が漏れたのかは知る由もないが、以前も、小生のメールアドレス宛に小生の同じメールアドレスを発信元と偽って、同様のメールが送られてきたことが数回あった。
 そこで、小生のアドレスを発信元と偽ってインチキメールなどが発信され、知らず知らずのうちに皆さんにご迷惑を掛けていはしまいかと案じている。
 小生が発信する情報は、ブログを観ていただければお解かりのとおりの趣旨を逸脱することは断じてあり得ないので、万一、不本意ながら斯様なご迷惑をお掛けすることがあれば直ちに消去され、宜しければご連絡をいただきたい。
 ところで、皆さんのブログにコメントを発する場合、メ-ルやブログのアドレスを任意に記入するようになっている。このことを悪用し、他人のアドレスを記入する不届きな輩がある。小生のブログにも斯様なコメントがあり、返事の出しようがなかった。
 他人の家に第三者の面をかぶり土足で侵入して、自分の言いたいことだけほざいてさっさと逃げる。自分の家は他人に汚されたくないが、他人の家を如何に汚そうが一切関知しない、実に身勝手な輩であると言わざるを得ない。
 斯様な輩が発するコメントは、案の定、自分のことしか考えておらず、他人を思い遣る観念が根底から欠けていている。当然、他人の意見には聴く耳を持たないようである。
 斯様な輩の出現も、元を辿れば戦後の教育の廃頽が主たる原因であり、その意味では又、進歩的文化人共の可哀そうな犠牲者とも言えよう。
2005/11/20(日) 23:16 | URL | いざりうお #-[ 編集]
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