『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい

■<幼保一体化>「内閣府に担当部局」…推進で小宮山副厚労相
毎日新聞 1月25日(火)18時41分配信

 小宮山洋子副厚生労働相は25日、BS11の番組収録で、幼保一体化など子育て施策に関し、「内閣府に担当の局か室をつくりたい」と述べ、内閣府と厚労省、文部科学省の子育て関係部局を一つにまとめるべきだとの考えを示した。政府は13年度から新たな子育て支援策「子ども・子育て新システム」をスタート予定で、幼保一体化はその柱となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110125-00000063-mai-pol



民主党政権が進めている幼保一体化政策ですが、これは大変問題のある政策です。↓のサイトにその問題点を分かり易く紹介した動画等がありますので、是非ご覧下さい。

http://www.sns-freejapan.jp/jisseki/kinkyuu/youjihoiku/


拙ブログでは、幼保一体化の理念について取り上げたいと思います。この政策を中心となって推進している小宮山洋子副厚生労働相ですが、馳浩(はせひろし)衆議院議員が小宮山氏と幼保一体化についてやりとりをされた時のことを『Apple Town』二月号に書かれていたので引用します。

■幼保一体化?!

議員会館のお向かいさんに、民主党の小宮山洋子さんがいらっしゃる。

黄色いスーツがシンボルマーク。

キャリアウーマンの先駆者であり、三人の子育てをしながらNHKのアナウンサーを長らく務められた。

もう民主党議員の中でもベテランの部類。

私とはお互いに参議院在籍時代からの旧知の仲。とりわけ一〇年間に及び児童虐待防止法の超党派勉強会メンバーとして論戦を展開した間柄であり、戦友でもある。

「馳さん、ちょっと、お話ししない?」

とお誘いをいただき、

「じゃ、お茶でも飲みながら!」

とお部屋に出向いた。

テーマは幼保一体化。小宮山さんは担当の厚労副大臣だ。

民主党のマニフェストには、

「社会全体で子育てを!幼保一体化!!」

とのスローガンが踊り、その第一人者と自他共に認めるのが小宮山さん。

長いつきあいであり、単刀直入に聞いた。

「財源どうするの?」

「子ども子育て支援勘定をつくって、そこに一つにまとめるのヨ!消費税かなあ・・・」

「なるほど。で、具体的な事業内容はどうするの?所管する役所はどこ?総額でいくらかかるの?そんな恒久的な財源あるの?」

「子育てに関する予算は一つにまとめるのよ!」

「イメージはわかるんだけど、今ある保育所の運営費交付金と、幼稚園の私学助成や就園奨励費って、所管が違うじゃないですか。厚生労働省と文部科学省で。それは設置の根拠法が違うからですよね。児童福祉法上の保育所と、学校教育法上の幼稚園。どうするんですか?法改正は来年の通常国会に間に合うの?」

「将来は子ども家庭省にして、行政組織を一つにすべきなのよ」

「将来っていつですか?」

「それは今議論しているところなの!」

・・・(そんなスケジュール観で大丈夫?)

私だってもう国会に十五年もいるのだからバカじゃない。

小宮山さんのイメージするところの

「子ども家庭省」「子ども関連予算一本化」

だとか、

「社会全体で子育てを!親の働き方に関係なく、全国津々浦々、同じようなサービス提供」

という理念はよくわかる。

しかし、予算を一本化したからといって、行政組織を一元化したからといってそれが本当に子どものためになるのかどうか、はなはだ疑問だ。

「だって政権交代したのよ!自民党政権でできなかったことを今やるのよ!!」

とたたみかけてくる小宮山さん。

なるほど、小宮山さんのモチベーションは政権交代にあったのか、と今さらながらに思い入れの強さに敬服する。


「でもね、参議院はねじれてますよ。具体的な行政所管の姿も、ましてやサービス内容も、何と言いましても財源の総額も確保策も明らかにできなかったら法案は成立しませんよ。絵に画いた餅になっちゃいますよ!」

「だから馳さんに相談してるんじゃないの。馳さんは私たちと同じ考え方でしょ?!いっしょにやろうよ!!」

「ちょちょ、チョット待ってよ。相変わらず強引なんだから。子育てにもっと予算をかけようとか、親の働き方によって子どもの居場所や幼児教育に差があるのはおかしいという部分は同じかもしれません。でもそれは、幼児教育の無償化政策を提唱してますし、平成十九年から認定子ども園制度をスタートしていますし、幼稚園での預かり保育などの子育て支援事業を拡充して子育てが孤育てにならないように多様な選択肢を増やしています。それが自公政権の流れです」

「それじゃあダメダメ、ダメなのよー!0歳から五歳までの六年間、全国どこでも安心して預けることのできる一体化組織が必要なの。幼児教育の内容も今より充実し、認可や指定された施設で質の高い子育てサービスが提供されるようにしなきゃ!」

「子どもは社会全体で育てるのよ!だから子ども手当ても必要なのよ!!」

・・・

決して小宮山さんと私は仲が悪いわけではないし、子ども政策については共鳴する政策も一致点もたくさんある。

しかし

「子どもを育てる一義的責任は親にある」という私の理念は、具体策を詰めていくと「子どもにとってより望ましい選択肢が全国どこにいても提供されること」であり、一律的なサービスが公的に提供される幼保一体化とは違う。ましてや恒久財源のない政策にはもろ手をあげて「ハイそうですね!」とは言えない。

イメージではなく、理念と選択肢と恒久財源の争点で、小宮山さんと論争したい。何度でも言う。子育てはまず、親の責任だ。

(了)


「幼保一体化」政策は、元々自民党政権の政権の時に「幼保一元化」という名目で進められていたものですが、民主党政権になって、自民党時代と同じ名目では嫌だというので、「幼保一体化」に変えられました。

そして、名目だけでなくその理念も大きく変わることとなりました。

馳氏が「子どもを育てる一義的責任は親にある」と言われているように、これが自民党の理念でした。この理念は真っ当なものだと思います。しかし、民主党は小宮山氏の言う「子どもは社会全体で育てる」というのが理念になっています。鳩山前首相も子ども手当て導入の際にこの言葉を繰り返していました。

この民主党政権の言う「子どもを社会全体で育てる」という理念は、一見良いことのように思えますが、その真意は、マルクス主義の「コミューン型共同体の子育て」のことを言っており、家族や夫婦というものを全面否定するイデオロギーに立脚したものです。ですから、拙ブログで何度も取り上げてきた夫婦別姓のような家族を解体する政策も同時に進めているのです。まさに極左政権である証左がここに表れています。

※「コミューン型共同体の子育て」とは
「共同体」「コミューン」「コミュニティー」は、マルクスらが使用する危険な共産主義用語であることが多い。ルソーも契約社会のことを「共同体」と呼んでいる。決して「国家」と言わない。例えば、「コミューン型共同体での子育て」とは、上記で示した通り「すべての児童を、彼らが、母親の最初の世話からはなれうるようになった瞬間から、親元から引き離し、共産主義者の指導する共同体(施設)で洗脳教育すること」を意味する。
【引用元】
http://burke-conservatism.blog.so-net.ne.jp/2010-02-04



「子どもを社会全体で育てる」とか、「新しい公共」、「地域主権」など、良いことのように聞こえる民主党の政策や理念の多くは、左翼的な思想から導き出されたものです。

このまま民主党政権が続けば、自由民主主義の国である日本が、全体主義の国に変えられてしまいます。この恐ろしさに、一人でも多くの方が気付いて下さればと思います。


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コメント
この記事へのコメント
Re: 保育の弱点の質を高めよう
>本当に子どものことを考えるべきです。

私もこれが一番肝要だと思います。民主党の政策は、この保育政策に限らず、理念先行で本当に国民や当事者ことを考えているのか、疑問に感じるものが多いように思います。
2011/05/06(金) 19:16 | URL | spiral(管理人) #l7AT0Hcg[ 編集]
保育の弱点の質を高めよう
幼児教育の原点を見直したいものです。それぞれの園で一生懸命やってきてプライドもあると思うけれど、現場で働く保育者は各年齢の育てるべきおさえができているでしょうか?また延長保育について熟知されているのでしょうか。このことについてあまりにも学ばれていないのではないでしょうか。乳児保育でも一斉保育のようなことをやっているところもあると思います。本当に子どものことを考えるべきです。
2011/05/05(木) 01:50 | URL | #JalddpaA[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011/05/05(木) 01:43 | | #[ 編集]
Re: タイトルなし
>mugiさん
子供とまったり過ごしたいというmugiさんの思いは尤もだと思います。子供を保育園等に預け、社会へ出て働き、幾ばくかのお金と地位を得ることに、果たしてどれ程の価値があるのか。

私が以前紹介した著書「真っ当な日本人の育て方」(田下昌明著)に、以下のような記述があります。

「育児とは親と子の人生の一部です。人生の一部を人に代わってもらうことはできません。(中略)子供を託児所や保育所にあずけて仕事をする場合、それは育児の一部を他人に委託しているのではなくて、育児の一部を犠牲にして、すなわち親と子の人生の一部を空白にしていることになります」

田下氏の仰るこの認識はとても大事だと思います。様々な事情があって、どうしても子供をあずけて働かなければならない場合もあると思いますが、子供が小さい時期は、お母さんが育児に専念できるような環境を整えることが本来の政治の役目だと思います。
2011/02/19(土) 22:43 | URL | spiral (管理人) #l7AT0Hcg[ 編集]
なんで、あの人たちって女性の社会進出って声高にさけぶのかな??
私は怠け者だから、子供とまったり過ごしたいけどなぁ。
仕事の能力があるひとばかりじゃないし、そんなに働き手がいるのなら、いっぱいいるじゃない!若い人たちが!彼らをぜひ活用してくださいって言いたい!
2011/02/18(金) 22:39 | URL | mugi #-[ 編集]
Re: 責任の所在
>ハハサウルスさん
日本国の最大の強みは、国家全体が天皇を家長とする大きな家族だという意識、絆です。しかし、民主党政権はその日本人の絆を希薄にし、やがては破壊しようとする政策を進めています。このことの恐ろしさに、一人でも多くの方に気づいて頂きたいです。

小宮山氏は、母親として子育てもされ、現在はお孫さんもおられるとのことですが、ハハサウルスさんの仰るとおり、根っこが分かっておられない方です。ハハサウルスさんやメイさんのように、長い歴史の中で日本人が培ってきた価値観を大切にして母親として子育てをされている方とは異なり、近代主義的な薄っぺらい価値観で生きてこられた方だと思います。女性議員、特に民主党の女性議員は、残念ながら小宮山氏のような方が多いのが現状です。

しかし、稲田朋美氏や、高市早苗氏、山谷えり子氏など、自民党の女性議員には真っ当な保守の考えを持たれた方がおり、そういった方々に私は期待しています。

2011/02/10(木) 23:47 | URL | spiral (管理人) #-[ 編集]
Re: 主婦感覚で見ると
>メイさん
民主党政権が行おうとしている政策は、その根っこにある左翼思想は隠され、さも良いことのように伝えられています。しかし、これは国民を欺き、国家を解体へと導くものです。

まさにメイさんが言われているような、「目に見えない恐怖」が迫ってきているのです。

メイさんの周りの方にも、是非このことを伝えて下さい。

2011/02/10(木) 22:58 | URL | spiral (管理人) #l7AT0Hcg[ 編集]
責任の所在
子供を社会で育てるという、一見耳障りのいい言葉に、ものすごい違和感を覚えます。実家の母も義母も「それはおかしい」と、私と同じ意見で、「子供を育てるのは親の責任」という当たり前のことが、さも古い考えのように押しやられそうな気配に、私もメイさんのように「恐ろしさ」を感じます。
それは「育てる」というより「管理する」という意味のような…。社会主義思想が、知らぬ間に迫ってきています。民主党の推し進める政策は、家族の絆、親子の絆を希薄にする体のいい持っていき方ですね。
小宮山氏と馳氏、理念が全く違います。「責任の所在」、大事なことだと思います。母親である小宮山氏の方が根っこがわかっていない現実に驚かされます。女性だからという理由で信用するのは危険ですね。
2011/02/07(月) 11:02 | URL | ハハサウルス #-[ 編集]
主婦感覚で見ると
子供は「社会の中で育つ」ものであり、その主体は「親」だと思うんですね。子供が一番必要としているのは誰よりも「母親」なのは事実なのですから。だから「社会全体で育てる」という言葉の意味するものは、「親は子育てしなくて良い」と言う意味合いで使われていて、「子供を施設に預けて母親は自分の幸せを求めるべし」とするのであれば、子供が増えるだけ将来に不安が募るのでは?と、思います。

私の息子が1歳5ヶ月になりました。最近周りのお母さん方から「もうすぐ1歳半だから、保育園に入れたら?」とか「いつから保育園に行かせるの?」等と聞かれることが大変多く、私は戸惑っています。私は逆に「何故そんなにせき立てるように我が子を保育施設に預けたがるの?」と不思議でなりません。私は今息子と二人の時間が楽しくて仕方ないので、こんな楽しい時間を自ら手放すなんて考えられません。

上手く言えませんが、何か恐ろしいものがすぐそばまで迫ってきているような、目に見えない恐怖を感じます。誰も彼もが「自分」の視点で物事を見ているような...表現は不適切かも知れませんが、まるで「ペット」みたいに、可愛い時は可愛がって、手がかかるようになると誰かにポンと気軽に預けることを行政が推奨するのは、母親を守っているのではなく、逆に母親にならせないようにしているとしか思えません。普通に子育てしていたら気付く筈なのに...
2011/02/07(月) 01:12 | URL | メイ #HShDlthU[ 編集]
Re: 子ども園
> 「子どもは社会全体で育てる」という理念は、赤い社会主義政党ならではのものである。

仰るとおりです。
2011/02/06(日) 14:42 | URL | spiral (管理人) #l7AT0Hcg[ 編集]
子ども園
「子どもは社会全体で育てる」という理念は、赤い社会主義政党ならではのものである。

2011/02/05(土) 09:17 | URL | 盗人・メドベージェフ #-[ 編集]
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