『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
※猪口邦子さんいついて、正論12月号(産経新聞社)にジャーナリストの桜井裕子さんが、「猪口さん、ジェンダーフリーの旗を降ろして」という素晴らしい論文を書かれております。猪口さんがどのような思想の持ち主であるか、また男女共同参画について詳しく書かれているので、読んでみて下さい。

昨日、内閣の改造人事が発表され、第三次小泉改造内閣が発足しました。この中で私が驚いたのが男女共同参画担当相なるものが出来て、猪口邦子さんが任命されたことです。
このポスト、正確には

・青少年育成及び少子化対策担当大臣
・男女共同参画担当大臣

の二つを兼任するものです。

これまでは男女共同参画担当大臣と少子化対策担当大臣とは分けられていました。前の内閣では、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が細田官房長官であり、内閣府特命担当大臣(青少年育成及び少子化対策)が南野法務大臣で、どちらも付随的業務、もしくは兼務にすぎませんでした。

男女共同参画会議の議長が官房長官であることから、男女共同参画担当大臣はこれまで官房長官がつとめてきましたが、今回、男女共同参画担当大臣を官房長官の職務と分離させました。そして、少子化対策担当と合体させたのが、「男女共同参画担当大臣」です。

その任を受けた猪口邦子さんの表に現れない活動について、千葉展正氏(ジャーナリスト)のメルマガより引用します。カタカナ語が多くて難しい文章なのですが、読んでみて下さい。

-------(引用開始)-------
このメルマガの読者なら、「少子化対策」イコール「男女共同参画」イコール「フェミニズム」であることを説明するまでもないだらう。つまり、少子化対策・男女共同参画担当大臣はフェミニズム担当大臣である。

猪口邦子は我が国の内閣史上はじめて出現したフェミニズム専任大臣である。総理大臣の号令の下、フェミニズム専任大臣が任命され「フェミニズム司令塔」が名実共に出現したといふのが今回の内閣人事の意味である。単に、フェミニストが担当大臣になつたといふ次元の問題ではない。

周知のやうに、猪口邦子といふフェミニストは、政府部内にフェミニズムの「司令塔」をうち立てることを企図した人物である。

男女共同参画基本法制定の策動が本格化した平成九年、省庁再編を審議する行政改革会議では、委員をつとめてゐた猪口邦子がフェミニズム司令塔工作を行つてゐた。彼女は男女共同参画審議会と連携しつつ、新設される内閣府の中に「男女共同参画会議」を置くことを強硬に主張する。

「他省庁を指示する権限のある司令塔を」といふ猪口の計略は成功し、内閣府には男女共同参画に関する総合調整機能が与へられ、男女共同参画会議は、経済財政諮問会議などと並ぶ内閣府の四大会議のひとつに位置づけられた。そして、男女共同参画社会基本法と中央省庁等改革基本法によつて、我が国は強大な権限を有するフェミニズム司令塔を持つことになる。

内閣府の中にフェミニズムの司令塔を置くといふ作戦は、猪口が考へたものではない。男女共同参画審議会委員だつた大澤真理が猪口に伝授したものだ。そして、大澤の意見を猪口はそのまま「猪口メモ」(「行政改革会議における女性施策の取扱いについての提言」)として平成九年の行革会議に提出する。

《ジェンダー・イクオリティ(両性の社会的平等)に敏感な視点から見直していくことが、活力ある公正な21世紀の日本社会を実現するには不可欠である。そのためには省庁横断的に諸政策に関与し総合調整機能と関連施策の企画立案力を保有する強力なナショナル・マシナリー(国内本部機構)が必要であり、またあらゆる政策やサービスに潜むジェンダー・バイアスを是正していくという意味でのジェンダリングの問題に取り組む強い政治的指導性が必要である》

《女性施策を特定の担当行政機関にまとめて押し込めてしまう手法は、女性省の設立なども含め、多くの国ではむしろ女性施策の周辺化につながったという反省があり、近年では広く高い立場からすべての政策の企画立案と実施においてジェンダー・イクオリティの観点から介入できるナショナル・マシナリーの仕組みが有効的であると考えられている。その意味で現在の日本のナショナル・マシナリーは、後発ではあっても総理大臣と内閣官房長官の直轄分野として成立しているため、先端的な方向性を有しており、今後、途上国の女性施策などに対しても模範事例となりうるものである》

《広く高い立場からすべての政策の企画立案と実施においてジェンダー・イクオリティの観点から介入できるナショナル・マシナリーの仕組みを考えるならば、男女共同参画室を維持し、できれば平等局(ジェンダー・イクオリティ局)へと強化することが望ましい》

このやうなラディカル・フェミニズムの主張を猪口は行革会議の中で展開したのだつた。
-------(引用終わり)-------

さらに、今回の男女共同参画担当大臣人事の悪い点について、千葉氏はこのようにまとめています。

(1)総理大臣がフェミニズム専任大臣を置いたこと。
(2)専任大臣の所管事務が男女共同参画と少子化対策であること。
(3)フェミニズム専任大臣にフェミニストの確信犯を任命したこと。

05’9/25の拙ブログ「公民教科書の問題点」にて「、男女共同参画」と「ジェンダーフリー」という言葉がほぼ同意で使われていることを記しましたが、「フェミニズム」もこれらと同じ意味で使われています。その時に書いた、これらの言葉の解説を再び引用します。

-------(引用開始)-------
人間は元々生殖機能以外の男女の性差は無くて、「男 らしさ・女らしさ」というのは、生まれついてのものではなく、その後の文化や教育によって作られるものだというのです。

この「男らしさ・女らしさ」というものを『ジェンダー』と 名づけ、これが女性差別の根源となっており、ジェンダー から解放(フリー)する、つまりジェンダーフリーにすると いう思想です。

ですから、男女で言葉使いが違うのも駄目、ひな祭りや 鯉のぼりも駄目、といって文化破壊を奨励しています。

家庭に於いても、男女がそれぞれの性別を考慮した役割 分担をするのも駄目で、特に「専業主婦」というのはあって はならない存在だというのです。(結婚をした女性が仕事 を続けるのも、専業主婦として家庭におさまるのもそれは 個人の自由のはずなのですが)
-------(引用終わり)-------

こういう思想を日本国中に広める役割を果たしているのが、『男女共同参画社会基本法』です。

西川京子さん(自民党衆議院議員)は、これについて、男女共同参画の問題点は、あらゆる分野を階級闘争史観に立った「男女共同参画」や「女性差別」という視点からチェックし、規制をかけようというものですと言われています。

そして05’7月14日の自民党部会で行われた合同部会で、「『ジェンダー』を使わずに分かりやすく日本語で『性差別の解消』とすれば良いじゃないですか」と提案されたそうですが、猪口邦子教授(この時はまだ議員ではなく、上智大学教授でした)に、「性差別意識を無くすだけでは女性差別問題は解決しない。長い歴史の中で培われた、意識を変えなくては駄目だ」とはっきり言われたそうです。

この発言は、猪口さんが歴史、文化の中で培われてきた精神文化迄も否定しかねない危険な思想の持ち主であることを表しています。

このような方が男女共同参画担当相になられたのですから、これから彼女がどのような活動をされるのか、よくよく注視すべきだと思います。

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コメント
この記事へのコメント
>田舎の神主さん

今回の猪口さんの起用は最悪だと思います。小泉首相は恐らく「男女共同参画」の本質をご理解されていないのでしょうね。

この猪口さん、あるいは片山さつきさんなどは、社民党から立候補されていたとしても、何の違和感もない方々です。今回の選挙で、自民党は本来の保守政党の色が薄まったように思います。

この「男女共同参画」にしろ「人権擁護法案」にしろ、言葉だけを聞くと良いことのように思えるのがミソですよね。

私たち国民は、このような言葉に惑わされることなく、その内容をしっかりと見極めることが肝要ですね。
2005/11/06(日) 15:58 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
こんばんは。
今回の人事については開いた口が塞がらないといった感じですね・・・。
色々な方面から「男女共同参画基本法」の抜本的見直しや廃止を求める声が上がっているにも拘らず、政府が反対にそういった流れを断ち切るような動きを見せていく様な・・・・。
小泉さんは本当にご自分の立場や名誉のことしかお考えでない・・・。
自民党を返していただきたい、そんな気分にさえなります。
かつての社会党のような議員さん方がだいぶ増えましたから・・・・。
国民も「ジェンダーフリー」という思想の危険さをもっと深く認識せねばならないのでしょうね・・・。
2005/11/05(土) 23:56 | URL | 田舎の神主 #-[ 編集]
>ahosidaiさん

どうもお久しぶりです。
ahosidaiさんは医師をされていたのですね。
今、日本で進められているジェンダーフリーは、本当に酷いものです。

私が聞いた話では、ジェンダーフリーを進める人たちが、「日本医師会」に目を付け、接近しているのだとか。
実際今年7月30日に日本医師会館にて「男女共同参画フォーラム」が開催され、日本医師会長が40分も講演されたそうです。
ahosidaiさんが医師の世界でこういう動きがあるのを聞かれたら、教えて下さい。
2005/11/04(金) 20:29 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
お久しぶりです。
私は医師の卵ですが、最近は医師の世界も女性の進出が非常に著しくなりました。
同級生に子どもができて学生結婚している友人がいるのですが、彼女曰くやはり働きづらい、と。
日本のジェンダーフリー、ジェンダーイクォリティには反対なのですが、女性が働きづらいというのも事実です。
手が空いたら、自分なりにもっと考えてみたい問題ですね。
2005/11/04(金) 08:09 | URL | ahosidai #SFo5/nok[ 編集]
>カァさん

毎度ご迷惑をおかけしてすいません。
「男女共同参画」を唱えている猪口さんを始めとする方々は、自分達の考える「男女共同参画社会」が訪れた時、どういう結果になるのか、などということは考えていないんだろうと思います。

これも、国民が声を挙げて阻止しないといけませんね!
2005/11/03(木) 21:22 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
ゴメンナサイ
 折角TBを頂いたのに、やっぱりこちらからは貼れません。Biglobeに連絡してみます。とりあえず又、コメント欄にURLを貼らせて頂きます。

少子化・男女共同参画担当相
http://kahkun3601.at.webry.info/200511/article_1.html

 「男女共同参画」によって女性の社会進出が増えれば、「少子化」が益々進むと思うのですが、どの様にバランスを取るつもりなのでしょうかね。
2005/11/03(木) 14:05 | URL | カァ #-[ 編集]
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2005/12/09(金) 20:17:46 | オンラインコンビニエンス何でもそろう便利屋です
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