『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい

■温家宝首相が国会演説、歴史認識問題で苦言

 来日中の中国の温家宝首相は12日午前、中国の首相として初めて国会演説を行った。今回の来日を「氷を溶かす旅」と位置づける温首相は、演説の冒頭、「友情と協力のために貴国にきた」と強調した。日中戦略的互恵関係の構築の重要性をアピールする一方、歴史問題に相当の時間を割き、日本側の深い反省とおわびの態度を実際の行動で示すよう求めた。

 演説で温首相は、奈良時代の遣隋使・阿倍仲麻呂や鑑真和上などに言及しつつ、「両国の友好往来は時間の長さ、規模の大きさと影響の深さは、世界文明発展の歴史に類をみない」と述べ、友好関係の必要性を表明。戦略的互恵関係の構築に向けて(1)相互信頼増進(2)大局的、長期的視点(3)平等互恵志向(4)交流強化-などの重要性を訴えた。

 ただ、温首相は、先の戦争について「日本政府と指導者は、何回も歴史問題について態度を表明し、侵略を公に認め、被害国に深い反省とおわびを表明した。これを中国政府と人民は積極的に評価する」と指摘。その上で、「日本側が態度表明と約束を行動で示すことを心から希望する」と語った。安倍晋三首相の靖国神社参拝を牽制(けんせい)する発言とみられ、「歴史を鑑とすることは恨みを抱え続けるのではなく、よりよい未来を切り開くためだ」と強調した。

 温首相は国会演説に先立ち、河野洋平衆院議長、扇千景参院議長とそれぞれ会談した。

(産経WEB 2007/04/12)


※今回の温家宝首相の演説の全文が下記のブログに掲載されています。
■中華電波観測所

今回行われた温家宝首相の演説について、西村真悟氏がメルマガにて的確な批評をされているので引用します。

■中国首相の国会での大演説
No.279 平成19年 4月12日(木)
                               
西村真悟

本日、午前10時より、衆参両院議員が集まった衆議院本会議場において、中国の温家宝首相の約40分間の演説があった。出席して聴いてきたので、その感想を述べたい。
 
温総理の演説原稿が配布されていないので、正確にしゃべった通りをたどることは出来ないが、概略以下の通り構成された演説であった。

まず、日中の歴史を述べる。
 
稲作栽培、養蚕技術、仏教、漢字、絵画、芸術文化など日本にある全ては、中国から移ったものであると述べ、鑑真和上の日本渡航の苦労や、安倍仲麻呂と李白や王維との交際と遣隋使遣唐使の派遣などの日中友好の歴史を回顧した。
 
次に、日本の侵略戦争は中国人民に大きな悲劇をもたらしたが、中国人は戦後には仇を忘れて多くの日本人を祖国に帰還させ、置き去りにされた孤児を育てた。
 
しかし、この日本の中国侵略は、一部の軍国主義者がしたことであり、日本人民は中国人民と共に、日本軍国主義者の被害者なのだと述べ、この歴史の教訓を日本が態度で示すか見守りたいと念を押した。
 
そのうえで、中国は侵略の被害から立ちあがり努力して世界が注目する発展を遂げてきたが、人口が多くて未だ発展途上国であるから、日中協力が必要である旨を述べた。
 
そして、中国は一貫して平和を愛し人民の幸せの為に大いにがんばってきたので、これからも日中友好を促進しようと締め括った。

演説態度は、堂々としており、やはり中国人だと思うと共に、要所要所で、演説を止め、自ら拍手して、会場の拍手を促す。すると会場から大きな拍手が起る。こういう場面が、演説中、十回以上あった。つまり、我が国衆議院本会議場は、よく映像で観ることがある共産国家の「人民大会堂」的雰囲気を漂わせたのである。
 
ところで、この時の衆議院本会議場には、日中両国人民のもつ文明・文化の形が見事に現われていた。
 
即ち、集まった我が国の衆参議員は、日本人として来日した中国首脳に歓迎の意を表する場と心得ており、この儀式においては歓迎の姿を示すのが礼儀であるから、拍手する場面を探して真実素直に「和」を作り上げようとしていた。
 
他方、多数の随員とともに本会議場に入った温首相は、その「和」の雰囲気に乗った上で、堂々とにこやかに実態と正反対のことを得意げに演説していた。ここまで、うそを堂々と言えるということは、中国人の貴重な政治的資質及び才能であると思う。

日本人は、一つの古語や教訓がある民族に伝わっている時、その教訓通りにその民族が身を処してきた証であると受けとめる。したがって、例えば論語を始めとする四書五経の教えが中国にあるので、中国人は立派だと思いがちである。
 
しかし、日本人とは反対の捉え方がある。
 
つまり、そういう教えが伝わってきたのは、まさにその教えと正反対の社会であるからだという捉え方である。現実には無いのであるから、せめて書物の世界だけでも在るようにしているに過ぎないと考えれば、中国政治の説明がつくのである。中国の近現代の政治特に共産中国の政治に、仁・義・礼・忠・信などの要素を見つけられるであろうか。これらは、全く無い。したがって、共産中国においてもこれらの教訓が伝えられているのである。これが中国である。
 
したがって、温首相が演説の中で、中国の教訓に満ちた古語を引用した時、魯迅の「狂人日記」の最後の一節を思い起こした。即ち、中国では、それらの美しい教訓に満ちた文章の行間には、「人を食う」という文字が書いてある、と魯迅は締め括っていたのである。

さて、チベットやウイグルを侵略して人民を殺戮しつつ、核ミサイルの増強を続けながら平和を愛すると述べ、尖閣諸島を勝手に中国の領土と主張し、反日教育を続け、我が国の国連常任理事國入りに猛烈に反対しながら日中友好を呼びかける大演説に、拍手はあった。
 
しかしこれは、日本人が日本人的に対処しただけであって、これをもって、今までのパターン通り、中日友好で実利がついてくると思うならば、大きな誤算となるであろう。
                                      (了)


私もこの演説をテレビで見ましたが、とんだ茶番だなと感じました。特に時間を割いて語られた歴史認識については、相変わらず日本軍国主義が中国に侵略戦争を仕掛け、日本は加害者で中国は被害者だと主張していました。
しかし、支那事変(日中戦争)の発端となった※盧溝橋事件は、中国共産党の謀略で始まったものだというのが現在の研究で明らかになっており、さらには中国人による※通州(つうしゅう)事件などの日本人大量虐殺事件は棚に上げ、よくも言えたものだと感心しました。

※盧溝橋事件については、以前拙ブログにて取り上げましたのでご覧下さい。
■支那事変(日中戦争)は中国共産党の謀略で始まった

※通州事件については、『表で読む明解!日本近代史』(渡部昇一著)に分かり易く解説されているので引用します。

■意図的に葬られた日本人虐殺事件

通州事件は、シナ人による日本人大量虐殺事件である。

今日、通州事件について正しく知る日本人は、皆無に等しいのではないか。現在出回っている教科書や年表は、完全にこの事件を封殺、あるいは本質を歪めて記載しているからだ。

その理由は明らかである。これこそ、シナ事変が日本の一方的な侵略ではないと示す象徴的な事件であり、日本が絶対的に悪いという”神話”を覆(くつがえ)してしまうからだ。

当時、シナ大陸の通州には三百人ほどの日本人居留民が暮らしていた(コリア人も含む)。当時のシナ大陸では、国民政府のほか各地に自治政府が乱立していたが、通州を支配していたのは、親日的な冀東(きとう)政府だった。そのため、多くの日本人居留民がいたのである。

その通州で、シナ人保安部隊による日本人虐殺事件が起きた。居留民の六割以上に当たる二百人もの日本人が、およそ人間とは思えない方法で惨殺されたのである。

シナ事変勃発後、近衛首相の不拡大の方針は堅持されていた。しかし、そうこうしている内に、国民政府が一転して対日交戦を決定し、その十日後、日本は華北総攻撃を敢行する。

通州事件は、その翌日の七月二九日に起きたのだ。事件を報告した資料は保安部隊の凶行をありありと描写しているが、その残虐さはとても直視できるものではない。

■誤爆原因説の虚偽

通州事件に触れている数少ないもののほとんどが、「日本軍の誤爆が原因で起きた」と書いているが、これこそ、事件の本質を歪める悪質な記述である。

たしかに、虐殺の直前に誤爆があった。通州事件の前日に日本が華北を総攻撃したが際、隣接する通州の保安部隊を誤爆し、数人の死者を出してしまったのだ。

しかし、関東軍の責任者がただちに冀東政府と遺族に陳謝しに行き、一件落着となった。関東軍が誠心誠意で臨んだ事後処理に、落ち度はなかったのである。

したがって、誤爆が通州事件の引き金だったとは考えがたい。第一、誤爆の報復として二百人もの居留民を惨殺するということ自体、不自然ではないか。

ではなぜこんな事件が起きたかというと、要するに、彼らは誤爆以前から反対派に転じていたのである。中国共産党か国民政府軍か、寝返った先としては両方の説があるが、誤爆以前から虐殺が周到に計画されていたという点は一致している。

通州で日本人虐殺が起きたという報は日本にも伝わり、日本人のシナ人に対する怒りは頂点に達した。当時の日本人の反シナ感情は、この事件を抜きにして理解することはできないのである。(終)


温家宝首相の演説では、この他にも、東シナ海の問題については、東シナ海を「平和・友好・協力」の海にしようなどと心にもないことを述べ、台湾については独立を絶対に容認しないと述べていました。台湾は日本の安全保障上大事な地域で、ここが中国の手に落ちると大変なことになります。

演説を聴いて、改めて中国は日本にとって敵性国家であると思いました。

※これに関連した話題が【産経抄】に取り上げられていたので引用します。

 北京・釣魚台の迎賓館に着いた田中角栄首相はアッと息をのんだ。部屋には、大好物だった木村屋のあんパンがあり、郷里の新潟のミソを使ったミソ汁が用意してあったからだ。同行の大平正芳外相にうなった。「すごい国に来た。交渉は命がけだ」。

 ▼昭和47年、日中国交回復交渉での有名な逸話である。田中元首相の政治姿勢を評価するものではない。しかし、あんパン一つから中国外交のしたたかさを読んだセンスは大したものだった。それでも、交渉は終始中国のペースに悩まされることになる。

 ▼それに比べ、今の日本の政治家などちょろいものだ。温家宝首相はそう感じたに違いない。あんパンならぬ「氷をとかす」の一言で「温ファン」が増えたらしい。国会での演説で歴史問題について「実際の行動で示すことを希望する」という挑戦的な発言にも無心で拍手を送っていた。

 ▼中国は今「大人(たいじん)」風を吹かすことで、日本に対し優位に立とうとしている。それなら、こちらも「大人」を装い、余裕を示すのも一つの対抗手段だろう。だが、温氏の演説を聞いた自民党指導者たちの反応からはとても、したたかさなど感じられなかった。

 ▼山崎拓元副総裁は「名前のとおり温かい論調」と聞いたそうだ。中川秀直幹事長によれば「対日重視の決意がひしひし伝わる歴史的な演説」だったという。二階俊博国対委員長にいたっては「ああいうことが一歩一歩氷をとかすのではないか」と手放しであった。

 ▼これでは「大人」どころか、隣のオジサンに声をかけられ無邪気に喜ぶ子供みたいだ。民主党の長島昭久氏のように「わが国はこのままでは絶対勝てない。オールジャパンで臨まなければ」と危機感を抱いた政治家が何人いたことだろう。

(2007/04/14 05:02)


温家宝首相の演説を手放しで喜ぶ能天気な政治家がいるのには驚くばかりです。民主党の長島氏のような、真っ当な危機感覚を抱く方が増えることを願います。


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※追記
本文とは関係ないのですが、面白い本を見つけたので紹介します。

反日マンガの世界―イデオロギーまみれの怪しい漫画にご用心! 反日マンガの世界―イデオロギーまみれの怪しい漫画にご用心!
(2007/03)
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私は普段あまりマンガは読まないのですが、そんな私でも知ってる『美味しんぼ』などのマンガが、反日イデオロギーにまみれたマンガだったというのを、この本で知り驚きました。マンガの中にもそのようなものがあるとは知りませんでした。 興味のある方は読んでみて下さい。
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コメント
この記事へのコメント
>tonoさん
日本の増塵は本当にどうしようもないですね。TBありがとうございます。
2007/04/15(日) 13:01 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
インドのシン首相の演説
 以前のインドのシン首相訪日時の増塵は凄かったですね。
 演説は封殺、来日すら報道しないに等しい。
 演説は、こっちの方が気分が良いので、TBさせていただきました。
 すみません。
2007/04/14(土) 15:19 | URL | tono #vFsRzAws[ 編集]
>路傍乃赤猫さん
>温家宝訪日について、マスコミのほとんどはこの茶番に乗って気持ち悪いくらい好意的に報道していました

ほんとにその通りでしたね。媚中派の多いマスコミの方々には、温家宝首相の演説は大変素晴らしいものに感じたのでしょう。

それから、マンガだけでなく、音楽の世界にも「反日」を叫ぶ方々がいるのですね。私は音楽にも疎いので知りませんでした。
こうした反日を叫ぶ、日本が嫌いな方々には、どこでも自分達の理想とする国へ移住して貰いたいです。
2007/04/14(土) 10:46 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
反日イデオロギー
spiralさん、こんにちは。
温家宝訪日について、マスコミのほとんどはこの茶番に乗って気持ち悪いくらい好意的に報道していましたので、私、ここ数日報道番組をマトモに観ていませんでした(苦笑)。

さてマンガの中の反日イデオロギーも凄まじいのですが、私が好きな音楽なども反日イデオロギーが凄いです(苦笑)。コンサートの合間に「女性天皇賛成、天皇いらねぇ」なんて言い出す輩、極左テロリストをヒーロー扱いする連中なんてゴロゴロいますし・・・ここらも凄い反日の闇が潜んでいます。
2007/04/14(土) 07:19 | URL | 路傍乃赤猫 #eYwMjcjE[ 編集]
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