『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
今回は、國神社の広報誌『國』より、素晴らしいコラムがありましたので引用します。


「親思ふ こころにまさる 親ごころ けふの音(おと)づれ 何ときくらん」
これは百五十年程前の安政六年(一八五九年)十月二十七日、安政の大獄で刑死された、当神社の御祭神でもある吉田寅次郎命(松蔭)の和歌である。国を憂え已(や)むに已まれず立ち上がった事が幕府の勘気に触れ、死罪を言い渡された寅次郎命が、自らの死に際し父母は如何に悲しまれるであろうかと詠(よ)まれたものである。

子が親を思う、それ以上に親が子を思うといった日本人本来の親と子の愛情が、今急速に失われつつあるように思えてならない。ここ数ヶ月の間にも親子の凄惨な事件が後を断たない。これは、占領政策を経て戦後教育の歪みが齎(もたら)したものと言って過言ではなかろう。

近代日本は、明治の文明開化により欧米の文明を取り入れたが、同時に明治憲法・教育勅語によりわが国柄、そして日本人としての道徳を守り抜こうと苦心した。これに対し、戦後は占領体制を経て、憲法や教育までが、わが国の歴史・伝統に基づかないものとなってしまった処に最大の問題があろう。昭和二十七年の主権回復の時点でここが見直されるべきであった。昨今、世間では大東亜戦争の総括が盛んに論ぜられているが、今早急に振り返るべきは、むしろ戦後六十年間の歴史とその教育のあり方自体ではなかろうか。

因みに、吉田寅次郎命は。「七生説」に於いて楠公(なんこう)を論じ、「公(おおやけ)」の為に殉じた人の精神は永遠に生き続け、「私」のためにのみ生きた者は、寿命の尽きると共に腐爛潰敗(ふらんはいかい)して消え失せてしまう旨述べられている。日常生活を省みて痛切に反省させられる言葉であろう。

当神社の御祭神は、国家、公の為に命を捧げられた方々であり、その魂は護國の神として永遠に人々から仰がれる事になろうが、戦後の歪みを正すには、ひとつにはこのような「公のため」といった価値観の復興、再認識から出発しなければならないのではなかろうか。(終)


この「公のため」の精神の復興こそ、今の日本に必要なものだと思います。

※更新が遅くなった上に、短い記事ですいません。体調不良でダウン中ゆえ、お許し下さい。



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コメント
この記事へのコメント
>かっぱやろうさん
安倍首相には頑張って頂いて、この戦後教育の歪みを直して欲しいですね。
2006/12/28(木) 15:03 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
んだんだ
>占領政策を経て戦後教育の歪みが齎(もたら)したものと言って過言ではなかろう

そのとーりでス。
それ以下でもそれ以上でもないと思いまス。
安倍さん、がんばって欲しいです。
2006/12/28(木) 12:56 | URL | かっぱやろう #-[ 編集]
教育勅語for幼児
トラックバックが上手くいかずコメントにて失礼します。
http://blg.asunonippon.net/?eid=223223

幼児向けに絵本にしようとおもっています。
2006/12/20(水) 00:05 | URL | tarako #gRNlaMXQ[ 編集]
tonoさん、NS大川さん、楼主さん、milesta さん、コメント有難うございます。個別に返事を書く元気がないので、お礼のみで失礼しますがお許し下さい。
2006/12/18(月) 20:34 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
「公」のために身を尽くすどころか、「公」という観念さえなくなりつつある昨今ですよね。公共の場で騒ぐ子供たち(最近では大人たちも?)、道路にタバコやゴミを捨てる人たち・・・。日本が日本でなくなっていく気がして悲しいです。

お体お気を付けください。
私は昨日までとても忙しくてヘトヘトなので、短い記事が丁度良かったです。
2006/12/18(月) 10:04 | URL | milesta #S4B2tY/g[ 編集]
お体にお気をつけて
記事にある「私」には、自分だけでなく家族(や友人など)も含まれるはずで、だからこそ「親思ふ こころにまさる 親ごころ けふの音(おと)づれ 何ときくらん」 が我々の心をうつのである。

ところが、非常に残念なことに、我が国には「私」の精神さえ堕落してしまった人たちがいるようだ。つまり、「私」=自分一人、と考えるような人たちだ。

このような人たちは、子供などは保育所に預けて仕事をしろ、などと主張するので見分けがつきやすい。あるいは、病院に見舞いに来るなら、花などいらないから、その分現金をくれなどといったりもする。

家族や友人さえ大切にできない人には、公のための精神などは、ちんぷんかんぷんだろう。

堕落した身勝手な「私」から、公のための精神が生まれることはないので、「私」の精神を復興することから始めなければならないとおもう。
2006/12/17(日) 19:50 | URL | 楼主 #-[ 編集]
「公のため」というのは、己の利益ばかり考えないで、皆のことを考えろということでしょう。
当たり前のことです。利己主義でいたら、上辺だけの悲しい人間になってしまうし、いざとなったとき誰も相手にしなくなりますからねぇ。
「公のため」というのが何の役に立つんだ?といわれたら、「己のため、GIVE & TAKE 」と答えますね。


堀江や村上が誰からも見放されるのは、そういうことでしょう。
2006/12/16(土) 22:47 | URL | NS大川 #-[ 編集]
公失するは即ち国亡ぼす哉
松蔭の
>親思ふ こころにまさる 親ごころ けふの音(おと)づれ 何ときくらん

この歌は、良く前半の部分のみ参照されますよね。私も萩の松蔭神社に行って初めて歌の後半があり、辞世の歌と言うことを初めて知りました。

 「公のため」確かに無くなりつつありますが、日本を支えてきた精神ですよね。復興すべきと思います。

 体調不良との事 

  流れゆく 時留めるは 叶わずも
  我が人となり 世に二つ無し 

 ご自愛下さい。
2006/12/16(土) 15:43 | URL | tono #vFsRzAws[ 編集]
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