『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
皆さん周知のニュースだと思いますが、一応引用します。

■北朝鮮が「地下核実験」 朝鮮半島に重大局面

【ソウル=久保田るり子】北朝鮮の朝鮮中央通信は9日午前、「われわれの科学研究部門は、地下核実験を安全に成功裏に実施した」と発表した。聯合ニュースは、国防省当局者の話として、同日午前10時36分(日本時間同)に実施されたと報じた。韓国地質資源研究院は同日、同地域でマグニチュード(M)3・58から3・7規模の地震波を観測した。

盧武鉉・韓国大統領はただちに安全保障閣僚対策会議を招集、情報収集と対応に入っている。国連安保理の議長声明を無視した形の核実験強行であり、朝鮮半島情勢は重大局面を迎えた。

韓国はじめ周辺国による分析によると、地下核実験は同国北東部の咸鏡北道花台郡舞水端で行われ、プルトニウム型核爆弾とみられる。放射能汚染の状態は不明だが、AP通信は放射能漏れはないと報じた。朝鮮中央通信は実験が「科学的で綿密な計算により行われた」とし、「放射能流出のような危険は全くない」と報じている。

北朝鮮は、今月3日の「核実験宣言」にも米国が「無条件の6カ国協議復帰」の原則論を崩さず、2国間対話に応じないことから、強硬な示威行動に出たものとみられる。

韓国、米国、日本、中国など周辺国はただちに実態把握のため緊密な連絡体制をとるとともに国連安保理でこの問題を協議する方針だが、国際社会の非難と制裁強化は確実な情勢だ。

北朝鮮は昨年2月に「核保有宣言」を行い、今年7月には運搬手段である弾道ミサイル「テポドン」をはじめミサイル発射を実施、「核とミサイル」の対米戦略を強めてきた。核実験によって「核保有国」であることを既成事実化し、「体制保証」などを求めて今後の対米交渉で大きな交渉力とするもくろみだ。だが、米国はじめ6カ国協議関係国はこうした北朝鮮の「核クラブ入り」は決して容認せず、核の全面放棄を求めており、関係国がどのような形で北朝鮮核問題に取り組むかをめぐっては厳しい対立が予想される。

米国はこれまで、北朝鮮の核問題が悪化した場合、「追加的措置」「より強硬な措置」を取ることを表明してきた。今後、国連安保理決議による経済制裁など一段と強い制裁に入る可能性が高く、こうした制裁を北朝鮮は「宣戦布告」と位置づけていることから、核実験を契機とした核危機が軍事的威嚇行為を伴う危険水域に入る可能性もある。

北朝鮮は2003年1月、核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言しているが、NPT加盟国が脱退を経て核実験を行い「核保有国」となったのは北朝鮮が初めて。核管理の国際的な枠組みを再構築する必要性が改めて浮き彫りになった。

核保有国は米英仏露中の国連安保理常任理事国の5カ国とインド、パキスタンの2カ国の計7カ国。イスラエルは公式には認めていないが、すでに核を保有しているとみられている。南アフリカは1990年までにすべてを解体した。

■北朝鮮の核兵器 

北朝鮮は旧ソ連の支援で1950年代後半から核開発に乗りだし、80年代から独自開発した実験用黒鉛減速炉を稼働させるなど本格化。北朝鮮が保有する核兵器の個数や種類は不明だが、米政府などの情報によると、長崎に投下されたのと同じプルトニウム型の原爆数個を保有しているとみられる。北朝鮮は2003年10月に使用済み核燃料棒約8000本の再処理を完了と表明、05年5月にも新たな使用済み核燃料棒の取り出しを終了したとしており、米シンクタンクは核兵器4―13個分のプルトニウムを保有と推測している。

               ◇

≪朝鮮中央通信報道の全文≫

全国すべての人民が社会主義強盛大国建設で一大飛躍を創造していく活気あふれる時期に、われわれの科学研究部門は十月九日、地下核実験を安全に順調に行った。

科学的計画と綿密な計算により進められた今回の実験では、放射能流出のような危険が全くなかったということが確認された。

核実験は百パーセント、われわれの知恵と技術に依拠し進められたもので、強力な自衛的国防力を熱望してきたわが軍隊と人民に大きな刺激と喜びを抱かせる歴史的出来事だ。

核実験は朝鮮半島と周辺地域の平和と安定を守るのに寄与するであろう。(共同)

               ◇

北朝鮮核問題をめぐる主な動きは次の通り。

1994年10月21日 米朝枠組み合意に調印。北朝鮮の主要核施設凍結

2002・10・16 北朝鮮がウラン濃縮型核開発計画を認めたと米発表

    12・12 北朝鮮が凍結した核施設の再稼働宣言

  03・1・10 北朝鮮が核拡散防止条約(NPT)脱退宣言

     4・23―25 北京で米朝中3カ国協議。北朝鮮が米国に「核保有」表明

     8・27―29 北京で第1回6カ国協議

  04・2・25―28 第2回6カ国協議

     6・23―26 第3回6カ国協議

  05・2・10 北朝鮮が外務省声明で核兵器保有を公式宣言

     9・19 第4回6カ国協議で共同声明採択

    11・9―11 第5回6カ国協議、休会

  06・7・5 北朝鮮が弾道ミサイル連続発射

       15 国連安全保障理事会が非難決議採択

    10・3 北朝鮮が外務省声明で核実験を行うと表明

       6 安保理が「深い憂慮」を表す議長声明採択

       9 朝鮮中央通信が、北朝鮮が核実験実施と報道 (共同)

(産経web 10/09 15:21)

ついに北朝鮮が国際的な非難のある中、核実験を強行しました。こうした事態を受け、私は日本も核武装について論議すべきではないかと思います。実際に武装するかはともかくとして、日本は核武装をするかもしれないと思わせるだけでも効果があり、抑止力になるからです。
そして、日本は世界で唯一の被爆国ですが、だからこそ核武装する権利があるのです。以下、季刊誌『日本文化』(平成17年春号)に掲載された加瀬英明氏(外交評論家)、井尻千男氏(拓殖大学日本文化研究所所長)の対談記事より、一部を引用します。

■日本こそ核武装をする権利がある

井尻 ・・・われわれは広島、長崎に原爆を投下されて、終戦に入っていきますね。もしその前に講和をしていたらどうだったか。というのは、アメリカにも日本に原爆を投下したことの罪悪感というか贖罪意識というか、コンプレックスがあって、それが占領政策に微妙に影響したような気がしてならないんですよ。日本は特攻という崇高な戦い方をして、ついに降伏した。アメリカはそこまでやらなくてもいい原爆を日本に落としてしまった。これは世界中に知られたアメリカの大罪になってしまった。

加瀬 そうですね。最後に戦艦大和が出撃しますが、もし大和が出撃しないで、無傷のままアメリカに分捕られていた場合、戦後の日本の国民精神というのはどういうものになったでしょうね。

トルーマンが原爆を日本に投下したのは、対日戦争のためではなくて、ソ連に対するデモンストレーションだったという説があります。この見方はおそらく正しいと思う。ホワイトハウスで日本に原爆を落とすのを決定した会議がある。それに出ていた一人がマッケロイという陸軍次官。二十五、六年前にその人と会ったんです。大記者として知られたジェームス・レストンもその席にいました。

それで私は「もしあの時日本が一発でも原爆を持っていて、アメリカのどこかに落とすことができたとしたら、日本に核攻撃を加えただろうか」と聞いた。横からレンストンが、「お前はどうして、そんな答えが分かっていることを聞くのか」と言うから、「あの原爆投下を決めたホワイトハウスの会議に出た人に初めて会ったから、念のために聞いたんだ」と。するとマッケロイは、「あなたは返事が分かっていて聞いたのでしょう」と、ニヤリと笑った。日本が核を持っていなかったから落としたんだといいました。

話は飛びますけど、私はインドの国防大臣を務めたフェルナンデス国防大臣と懇意にしていて、大きな国防大臣室を訪ねたこともある。そこには三枚の写真が飾られていて、一枚はガンジー翁が糸を紡いでいる有名な写真。もう一枚がインド大統領。そしてもう一枚が原爆ドーム。フェルナンデスはニヤッと笑って、「この写真がどうしてここに飾っているか分かるか」と聞いてくる。実はインドは彼のもとで核武装を断行したんですね。私は「核兵器を持っていないと、こういう惨禍を招くということを示すために掲げているんでしょう」と言った。「そのとおり」と、彼は言いました。日本こそ世界のどの国よりも核武装をする権利があるんですよ。というのは、人類唯一の被爆民族ですからね。

井尻 まったく、その通りですよ。

加瀬 将来、日本が核武装をする必要に迫られた場合、世界に対してそれを言うべきです。

井尻 いや、もっと早くから言うべきでしたね。少なくとも(サンフランシスコ)講和条約発効以降は、堂々と主張するべきでした。ところが、「過ちは繰り返しません」でしょう。

加瀬 原爆記念碑の碑文ですね。「安らかに眠って下さい、過ちは繰り返しませんから」と彫られている。そうではなくて、「こちらが核兵器を持っていないために核攻撃を誘うような過ちは二度と繰り返しません、安らかに眠ってください」というんだったら、分かるけれども。
(引用終わり)


こうした話には反感を持たれる方もおられるかと思いますが、「日本が核を持っていなかったから落とされた」というのは事実です。そして今回北朝鮮が核実験をしましたが、北朝鮮が核を持ってどこの国を標的にするのか。中国やロシアは外されるでしょうし、アメリカは核を持っているから報復される。そうなると北朝鮮の核の標的になるのは日本しかありません。

私は日本が核武装することは良いこととは思いませんし、核兵器は廃絶されることが望ましいと考えています。しかし、核による攻撃や軍事的恫喝に対して有効なのは核武装をするしかないのが現実です。ですから、核武装という選択肢を最初から除外するのではく、選択肢の一つとして考えておき、通常兵器で日本の平和と安全が保たれない場合は、核武装するのも止むを得ないと思います。

日本の防衛計画には核に対する実効性のある戦略構想は含まれていないと聞きますし、これを機会に、核武装についての議論はすべきだと思います。


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コメント
この記事へのコメント
>まかさん
日本には憲法9条を守ってさえいれば平和でいられると思っている方が多いようですが、もはやそういう状況ではないですよね。
現実の脅威を認識し、如何にして国民の生命と財産を守るのか。軍事力の強化も含め政治家の方には国防について真剣に議論して頂きたいです。
核保有についても、最初から持つという選択肢を捨ててかかるのではなく、場合によっては核保有もありえるという含みは残しておくべきですよね。
2006/10/15(日) 22:54 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
9条がいけない
一刻もはやく憲法9条を改正して、
「外国に攻められた場合は、即刻(核兵器も含めた)武力の強化を協議する」ぐらいのことを書いておいてほしいです。
2006/10/15(日) 09:02 | URL | まか #VkJT2l8w[ 編集]
>タミさん
核拡散は防がねばなりませんが、かといって核に対抗できるのは核しかないのが現状ですから、日本も核を持つという選択肢だけは確保しておきたいところです。
核を持っている国が持っていない国をちゃんと守ってくれれば良いのですが、それも全幅の信頼がおけるわけではないですしね。
当面は、非核三原則の破棄を検討して欲しいのですが、これも安倍政権ではやらないようなので、一体どうやって核の脅威から国民を守るつもりなのか。北朝鮮のような国が核を持てば、日本に核はないので防ぎようがありません。出来ることは、非核三原則を破棄し、米軍に核兵器の持込を許可することです。これは別にお金のかかることでもありませんし、やる気さえあれば出来ることです。安倍総理には国防をもっと真剣に考えて欲しいです。

応援ありがとうございます!
2006/10/15(日) 01:36 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
核には核で核には・・・もうそんなことしてたら止まりませんね(^^;)

小泉さんがブッシュと仲良くしすぎて逆に持ちづらくなってるのかな・・!

今日も応援p!
2006/10/14(土) 21:29 | URL | タミ #-[ 編集]
>無党派A さん
確かに現状で核武装を行うのは困難でしょう。しかし、現実に核の脅威があるのは事実で、これに対処する術として核武装を議論することは無駄なことではないと私は思います。

>tonoさん
tonoさんの言われるとおり、核兵器には通常戦力による防衛等通用しませんから、広島・長崎の悲劇を繰り返さないためにも、抑止力として核を持つというという選択肢は議論されるべきだと思いますし、持つ準備はしておくべきだと私も思います。

>かついちさん
非核三原則は、現在の危険な状態をみれば、守る方が危険を大きくするように思います。

>かっぱやろうさん
>持ってるかもよ、なんてハッタリかましてみるのも手ではあるかと。

私もこうした手はありだと思います。そうするだけでも抑止力になると思います。

>milestaさん
日本は核アレルギーを持たれている方が多く、こうした議論もまだオープンに出来ない雰囲気があります。
しかし、現実の危険に目をつむり、議論もしないというのはおかしいと思います。
今回の北朝鮮を始め、共産党一党独裁の中国、そして民間の漁船にいきなり発砲して船員を射殺するロシアのような国々が核を持って日本の周辺に存在している以上、核武装についてはきちんと議論すべきだと思います。
そして、milestaさんの言われる、「思考停止」されている方々にも目を覚まして貰いたいです。
2006/10/11(水) 23:01 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
議論しない、できないというのは、国家としておかしいですね。それも隣国が穏やかでない国なんですから。
世界の軍事レベルと、日本の護憲派の人達の考える戦争というものが、全く噛み合っていないですよね。核兵器の時代に「教え子を戦場に送るな。」などと言っているんですから。思考停止しています。
2006/10/11(水) 20:59 | URL | milesta #S4B2tY/g[ 編集]
そりゃあ
核なんてなきゃないに越したこたありませんが。
核に対抗できるのは核しかないんでスよねえ。
↓でtonoさんもおっしゃってまスが。
通常兵器と核兵器じゃ勝負になりませんし。
実際に持ってなくても、イスラエルみたいにでスね。
持ってるかもよ、なんてハッタリかましてみるのも手ではあるかと。
議論は大いにやるべきでスね。
2006/10/11(水) 20:29 | URL | かっぱやろう #-[ 編集]
日本が核を持つことで
欧米諸国が核廃棄への動きを見せてくれればいいのですが、実際は難しいんでしょうね。
「非核三原則」を金科玉条のごとく大事に持っているような時代はもはや終わってしまったんでしょうね。
2006/10/11(水) 15:59 | URL | かついち #JalddpaA[ 編集]
核保有すべきです。
核兵器には通常戦力による防衛等通用しません。
やられてからでは遅いです。
日本は、世界で唯一の被爆国です。
やられたらどうなるかを最も良く知っている国ですから、何時でも保有できるように、万全の準備をしておくべきです。
今回、日本が核保有する口実が目の前にぶら下がりましたが、アメリカが「日本と韓国はアメリカが守る」等と言ったのは、日本の核保有への動きへの早々の牽制ではないかと思います。
日本の核保有を最も恐れているのは欧米であり、現実性を知っているのも欧米だからこその牽制では無いでしょうか。
日本は、すぐに核保有と言うわけにはいかないでしょうが、全くその意志無しという態度は良くありません。
少なくともすぐにでも持てる準備は必要と考えます。
2006/10/11(水) 15:06 | URL | tono #vFsRzAws[ 編集]
いかにして日本を護るかでしょう。
現在の状況では日本の核武装はとても出来ないでしょう。
出来るとすれば日本がまた核でやられてからでしょう。
2006/10/10(火) 16:28 | URL | 無党派A #-[ 編集]
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