『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
今回は靖国問題について古賀、麻生両氏の発言を取り上げます。

■靖国神社を政府管理に
自民・古賀氏

日本遺族会会長を務める自民党の古賀誠元幹事長は二十一日、党本部で講演し、靖国神社について「国家護持の施設として宗教法人格を外す議論を始めないといけない」と述べ、政府管理の追悼施設への変更を検討すべきだとの考えを示した。

同時に、「遺族会として『国家護持』という大きな旗を、もう一度掲げたい」と強調。国民が抵抗なく参拝する方策としてA級戦犯の分祀(ぶんし)も検討課題として重ねて強調した。

引用元 山陽新聞(平成18年6月22日)


■麻生氏 「靖国、非宗教法人で」

自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀、谷垣両派と河野グループの中堅・若手議員らでつくる「アジア戦略研究会」(会長・逢沢一郎幹事長代理)は22日、党総裁選出馬の意向を示している麻生太郎外相を講師に招き党本部で会合を開いた。靖国神社問題について麻生氏は、「国家のために自分の命を投げ出す行為を、国家が最高の名誉をもって祀ることを禁止している国はない」と指摘。そのうえで「国がきちんとした形でやるべきことを一宗教法人にずっとわたしていたのが問題だ」と述べ、非宗教法人化が望ましいとの考えを示した。

引用元 産経新聞(平成18年6月23日)

古賀氏はともかく、麻生氏の発言はそのとおりだと私も思います。しかし、昨日(6月23日)の山陽新聞の記事によると、麻生氏の発言は、「(麻生氏と同じく宗教法人格の見直しを主張する)古賀氏との連携を強める狙いもありそうだ。靖国神社を非宗教法人とすることで、A級戦犯の分祀を分祀を目指したものとみられる」という見解が書かれていました。

これはあくまで新聞社の見解で、ご本人がそうした発言をされたわけではないのですが、もし麻生氏が古賀氏と同じくA級戦犯を分祀するために靖国神社の非宗教法人化をするというなら、麻生氏のこれからの靖国神社に関する発言には注視していかないといけません。そうでないことを願います。

さて、このA級戦犯分祀論ですが、これは日本国民の間から沸き起こった要望ではありません。中国のご意向に沿うようにすべく、政治家や媚中マスコミ、一部財界人が言い始めたことです。「日中友好」こそが何よりも重視されるべきことだとして、こうした売国行為をされる方々がいるのは、情けない限りです。

政治評論家の屋山太郎氏は、「日本の息吹」平成18年7月号(日本会議発行)に、以下のような文章を寄せています。

■首相選びの内政干渉を排す

ポスト小泉の総裁選を控えて自民党はいつの間にやら「靖国参拝を続ける人」「参拝をやめる人」のいずれかを基準に選ぼうとしている。「続ける人」だと中・韓両国との関係は悪くなり、「やめる人」だとアジア外交がうまくいく・・・という単純極まりない図式である。

当初、小泉首相の靖国参拝を支持していた安倍晋三氏への支持率は五〇パーセントを超えたが、親中派は福田康夫氏をかつぎ出そうとしており、同氏への支持率がじわりじわりと上がっている。経済界にも同様の単細胞がはびこって、経済同友会は小泉首相に「靖国に行くな」との主旨の提言を発表した。この財政界の短絡思考は度し難い。

※経済同友会の提言内容については、こちらをお読み下さい。
■「首相は靖国参拝再考を」経済同友会が提言

中国がなぜ日本を叩くのかを考えたことがあるのか。中国指導部の必須のテーマは「経済成長」と「愛国主義」である。成長のためには欧米、日本の協力が必要だ。とくにモノ造りの分野では日本の協力が不可欠だ。一方、共産党独裁を続けるためには「共産主義」に代わる「愛国主義」を鼓吹する必要がある。愛国主義を煽るには帝国主義列強に痛めつけられた時代を語るのが一番だ。とくに日本叩きほど有効な手段はない。欧米諸国を叩けば反発されて、経済成長に支障が出るが、日本は叩けば叩くほど頭を下げて金を出す。

日本が頭を下げる最も有効な手段を中国は見出した。それが靖国問題だ。これは政教分離の憲法問題、「A級戦犯」合祀問題を抱含し、ここを突けば日本の世論が分裂する。歴史上、中国は周辺国の弱点を掴んでは、引き擦り込んで属国とし、やがて中国領に組み込むことを何千年もやってきた。いま日本は中国の属国の地位にいると自覚すべきだ。中国の気に入る人物を首相に選ぼうと、本気になっている馬鹿どもがふえているのは信じ難い。

頭を叩かれても中国に協力するのは日本だけだ。ところがここに小泉純一郎という頑固者が出てきて中国の思惑は根底から覆った。愛国主義鼓吹のネタが無くなり、中国指導部は心底困っている。次の首相も靖国参拝を続ければ、中国は日本叩きをやめるしかない。
(引用終わり)


「日本は叩けば叩くほど頭を下げて金を出す」というのはその通りで、政治家が愛国心と気概を持ってそうした媚中姿勢を改めない限り、中国はいつまでも日本叩きを続けることでしょう。

今こそ政治家は聖徳太子の気概に学ぶときです。
聖徳太子は皆様ご承知のとおり、隋(ずい)という中国の強大な国に「太陽がのぼるところの天子(日本の天皇)から、国書(外交文書)を、太陽がしずむ天子(隋の皇帝)に送ります」と書いた国書を送り、隋と対等の外交を始めました。
聖徳太子は、祖国への深い愛情を持ち、日本を隋の属国とは考えず、隋と対等の国と考えて外交をされたのです。当時、強大な隋と対等につきあおうとした国は他にありませんでした。千四百年も前に聖徳太子が独立国としての気概を貫いた姿勢を、政治家の方々には見習っていただきたいです。

なお、屋山太郎氏は、
なぜ中韓になめられるのか なぜ中韓になめられるのか
屋山 太郎 (2005/09)
扶桑社

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という著書の中で、中国・韓国はなぜ執拗に歴史認識を問い、「靖国」を問題とするのか。その背景には土下座外交を重ねてきた政治家と外交官の姿があったとし、日本が正常な国家として繁栄していくためのビジョンを記されています。是非お読み下さればと思います。


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※追記
靖国問題について、平沢勝栄氏(衆議院議員)が著書(「国会」の舞台裏)の中で真っ当な論を述べておられるので引用します。

(引用開始)
この問題について小泉首相は中韓両国が何を言おうと毅然とした姿勢を示している。高く評価できるが、これに対して中国や韓国は首脳会談を拒否することで小泉政権を相手にしないという態度を鮮明にし、「ポスト小泉」に期待しているようだ。

だったらなおさらのことポスト小泉は、いまの小泉首相のやり方を継承しなければならない。ここで外交姿勢が変わったら、中国や韓国に足元を見られ、今後の外交に大きな影響が出かねないからだ。中曽根元首相は分祀論を唱えているが、中国や韓国がいるいろ言ってくる以上、この選択肢もありえない。この問題は中国や韓国が何と言おうと、「国内問題であり、個人の良心の問題」だから、首相は粛々と参拝を続けなければならない。
(引用終わり)
※引用著書
「国会」の舞台裏―テレビだけでは言いつくせない! 「国会」の舞台裏―テレビだけでは言いつくせない!
平沢 勝栄 (2006/04)
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コメント
この記事へのコメント
>tonoさん
TB出来なかったそうで、ご迷惑をおかけしました。そうした場合は、お手数ですが今回のようにコメント欄にアドレスを貼って下さればと思います。もしダブったりした場合でもこちらで修正しますので、気にしないで下さいね。

それから、tonoさんのブログを読ませて貰いました。まだ立ち上げたばかりだそうですが、しかりとした内容で感服しました。

私の方はタイトル通りの内容で、お恥ずかしい限りですが、またコメント等下されば嬉しいです。
2006/06/26(月) 23:14 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
初めまして
時折拝見させて頂いておりました。
私も最近、稚拙ながらもブログを立ち上げた初心者にございます。
本、靖国の記事TBさせて頂きましたが、不都合あればご連絡頂きたく、本欄を借りて報告申し上げる次第です。
よろしくお願いします。

なかなかTBがうまくいきませんので、ダブったりしたらご容赦下さいませ。

念の為 URL貼っておきます。
http://tonogodz.blog70.fc2.com/blog-entry-15.html

http://tonogodz.blog70.fc2.com/blog-entry-13.html
2006/06/26(月) 12:41 | URL | tono #vFsRzAws[ 編集]
>milestaさん
お褒め下さりありがとうございます。『政治家が愛国心と気概を持って・・・』という文章を書いた時に、「そういえば聖徳太子がそうだったな」というのが閃いたんです。

日本の長い歴史の中には、先人の叡智が蓄積されているので、学ぶことは多いと思います。二千年を超える日本の歴史は伊達じゃないですよね!
2006/06/25(日) 22:42 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
さすが!
>聖徳太子の気概に学ぶ

さすがspiralさん、よいことを思い出して(?)下さいましたね。
長く続いた日本の歴史の中には学ぶことが数多くあるはずですよね。
2006/06/25(日) 20:22 | URL | milesta #4On3Ze.o[ 編集]
>かっぱやろうさん
まったくです。腰抜けから早く脱却して欲しいです。

>ゆうさん
あの中国の言うことを真に受けるのは、おかしいですよね。

>百式さん
小泉首相は、百式さんの言われるように「戦犯」だと思っているんですよね。おまけに御英霊の方々を「心ならずも」亡くなられたと言ってますしね。
その点、麻生氏の方はしっかりとした歴史認識を持たれていると思います。ただ、新聞に「古賀氏と連携」などと書かれてあったので、少し不安を感じたのです。何せ古賀氏といえば説明不要の問題人物ですからね。

>かついちさん
>今こそ聖徳太子の、独立国家・日本の気概を貫いた姿勢を学び、正々堂々と世界にアピールしていかなければいけないと思います。

おっしゃるとおりです。これが今の日本の為政者に一番足りないものでしょうね。
2006/06/25(日) 16:02 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
靖国参拝を論ずること自体が
「政教分離」を否定した憲法に違反するのではないか、という意見をどこかで拝見しましたが、私もその意見に賛成です。靖国神社に参拝することを非難する前に、そのことを論じている国会議員の無神経さにはほとほとあきれます。しきりに何とかの一つ覚えで靖国参拝を非難するのはいいですが、それははっきりいって自らの無知をさらしているようなもの。中国や韓国の意見をまともに聞く必要もないのに、それに媚びている議員さんにもあきれます。そんな人に日本の行く末を任せておくのはいかがかなと思います。
今こそ聖徳太子の、独立国家・日本の気概を貫いた姿勢を学び、正々堂々と世界にアピールしていかなければいけないと思います。
2006/06/25(日) 15:17 | URL | かついち #JalddpaA[ 編集]
 小泉さんが靖国参拝を続けたことについては一定の評価をしますが、残念ながら彼は「戦犯」だと思っています。

 麻生さんは歴史を知っていますから、その点は大丈夫でしょうね。

 靖国神社は遺族会でもっているようですから、高齢化が進んで金銭的な危機が近づきつつあるようです。
2006/06/25(日) 12:38 | URL | 百式 #-[ 編集]
日本人が靖国をどうのこうの言う前に
中国にある「反日資料館」などを叩き返せばいいじゃないの!あんなでっちあげのインチキまみれの悪意に満ちた物こそ名誉棄損で国際裁判所に訴えるべきです!何が「首相の靖国参拝は憲法違反」だって?大体「嘘」「躾」という漢字の無い国の人間の言うことを真に受けるほど日本人が落ちぶれてしまったのか、とがっかりです。あぁ、小泉首相にもう少し「品格」があれば、事はもっと早い段階で収束できただろうに...
2006/06/24(土) 22:43 | URL | ゆう #-[ 編集]
靖国
>「国がきちんとした形でやるべきことを一宗教法人にずっとわたしていたのが問題だ」

麻生さんのこの発言、賛成です。
日本を守るために戦った方を、
日本のみんなが敬意を表する、
これが当然だと思いますので。
A級戦犯分祀は論外ですが。

>千四百年も前に聖徳太子が独立国としての気概を貫いた姿勢を、政治家の方々には見習っていただきたいです。

管理人さんのご意見に激しく賛成です。
日本はいつからこんな腰抜けになってしまったんだか・・・
2006/06/24(土) 18:37 | URL | かっぱやろう #-[ 編集]
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