『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
今回も、前回同様4月11日に行われました、「教育基本法改正の今国会実現をめざす国民大会」より、登壇者の方のスピーチを紹介します。
今回紹介するのは稲田朋美衆議院議員のスピーチです。昨年秋に当選された新人議員ながら、大変立派なスピーチをされました。そして、同じく昨年秋に当選した自民党新人議員の中の保守の方を集めて、「伝統と創造の会」を立ち上げ、会長として尽力されている方です。

■稲田朋美衆議院議員
稲田朋美議員


では、スピーチを紹介します。


いよいよ戦後六十年を経て、教育基本法を私たちの手に取り戻す時がまいりました。

今朝(四月十一日)も自由民主党の部会で、大詰めになりました与党協議を前に、熱い議論が戦わされました。私はこの時期に自由民主党の議員として永田町にいることに、責任と誇りとで胸が熱くなりました。

私は昨年の秋に当選したばかりの新人議員でございます。高校生と中学生の子を持つ母親でもございます。政治信条は『伝統と創造』です。

政治信条の詳細については、稲田議員のHPに書かれています

真の改革とは、伝統を守りながら、また伝統を守るために創造することである。明治維新は神武天皇の創業に戻って一から改革する、そのような改革をしたからこそ、日清・日露大きな戦いに勝ち、欧米列強の植民地化されることなく近代化を進めることが出来たわけです。
「維新とは復古するということである」というのは哲学者の西田幾多郎先生のお言葉でございます。

この教育改革にあたっても、日本の良き伝統を守りながら、新しい日本のために創造することが必要だと思っております。教育基本法は、占領下の主権が制限されたいた時代に制定された現行憲法をもとにして作られております。従いまして、戦前の日本の教育は全て悪というところから出発しております。個人の尊厳・人権・自由・平等といった近代西洋的な価値観ばかりが重視され、その影で葬り去られた日本の良き伝統、道徳心、道義、そして公の精神、また滅私奉公といった美風は全く顧みられず、これらを切り捨ててきて、これらの美風は徐々に失われ、今や死滅したかに思われます。

それによって、この国に何が起きたでしょうか。

人の命を犠牲にしてまで耐震偽造をする建築士。金が全てと言うホリエモンなる者。小学生が小学生を殺害し、また親が子供を殺害し、子供が親を殺害するといったこの惨状はどうして起きたのでしょうか。

これは、戦後六十年の教育のツケが回ってきたのだというふうに思っております。

従いまして、今、教育改革を断行しなければ、日本の再生はないと確信しております。そして、その一歩が教育基本法の改正なのです。では、何を改正すべきでしょうか。
先程ご紹介がありましたように、自由民主党の新人議員で『伝統と創造の会』というのを作りました。
それは、自分たちが保守であるという自覚のある者が集まって、八十二人の新人議員のうち何と半分がこの会に所属しているわけです。多分、社民党より多いのではないでしょうか。(会場笑い)

「伝統と創造の会」会員は、自由民主党の立党精神に立ち戻って政策を提言し、道義大国日本を再建したいと思っている有志の集団なんです。私もその一員として活動しておりますが、先週の金曜日に与党教育審議会座長でいらっしゃいます大島先生に会として申し入れしました。三本柱の申し入れをしたわけです。


このことは、新聞記事にもなりました
■「日本を愛する心」 教育基本法明記を 自民新人議員が要望

自民党の保守系新人衆院議員でつくる「伝統と創造の会」(稲田朋美会長)は七日、教育基本法改正案について「祖国日本を愛する心を育むこと」を明記するよう求める要望書を与党教育基本法改正検討会の大島理森座長に提出した。要望書は(1)「祖国日本を愛する心」について「それを制限する付属的文言を盛り込まない」こと(2)「宗教的情操の涵養(かんよう)」の明記(3)教職員組合の政治的活動の道具となっていると指摘される「教育は不当な支配に服することなく」の文言削除-を求めている。

(産経新聞) - 4月8日2時54分更新


それで、午前九時に会合を開き、その時に、会員が署名捺印を付けて持って行こうこということになりまして、その日の午前九時から午後三時までのわずかの間に、何と四十一名のうち三十九名が署名をしたわけです。私はこれは大変なことだというふうに思います。
私たちが最も強調いたしましたのは、教育目標の冒頭に、「祖国日本を愛する心を育むこと」という条項を入れて、それを制限する文言を一切入れないで欲しいということでございます。

具体的に申しますと、今、与党間で「国を愛する心」か「国を愛大切にする心」かで議論があります。また、「国を愛する心」を明記するのであれば、それは統治機構を指すものではないとか、近隣諸国に配慮せよという条項を入れよという議論があるわけです。私はこの議論を聞いておりまして本当にもう、ため息が出て、情けなくなっております。

一体世界のどこの国に、自分の国の子供たちに、国を愛する心を教育基本法に書くなといって反対する同胞がいる国があるでしょうか!

私は、教育基本法に国を愛する心を書き込むことが出来ないような情けない立法府であるなら、この国の将来はないと思っています。

また、祖国愛という美しい言葉があります。自民党立党の政策綱領の中の教育目標にも、「祖国愛を高揚し、国民道義を確立する」と書いてあったわけです。伝統と創造の会が提言した「祖国日本を愛する心・・・」にも、「祖国」という言葉を入れました。
しかし、この「祖国」という言葉について、衆議院法制局が、法律用語に馴染まないといったというのです。私は、何と僭越な官僚かと。国会議員は官僚と戦わなければならないと思います。また、官僚がそう言ったからといって、そういった文言を削除するようであれば、立法府の一員としての誇りも、責任もないというふうに思います。

日本の国会議員は、もっと立法府の一員であるという自覚と誇りを持って、法律の制定作業に臨まなければならないと思っています。

教育基本法という、この国の将来に影響のある法律だからこそ、私は政治家は言葉にこだわらなければならないと思います。美しい日本語を教育基本法に書き込まなければならないと思うわけです。

戦後六十年の呪縛から解き放たれて、教育を、教育基本法を私たちの手に取り戻したことを宣言するためにも、「祖国日本を愛する心を育む」、「愛」「国」「心」をこの教育基本法に盛り込まなければならないと確信しております。

私は皆様と共に教育基本法改正を実現し、戦後六十年間で失われたものを私たちの手に取り戻して、道義大国日本、そして品格ある国家の再生を目指したいと思っております。

どうもありがとうございました。(終)


「伝統と創造の会」について
■「伝統と創造の会」設立趣意書
http://www.inada-tomomi.com/info/i_2006030301.html

■伝統と創造の会設立総会会長(稲田朋美)挨拶
http://www.inada-tomomi.com/info/i_2006030302.html


稲田議員は、弁護士をされており、コメント欄にkousotsudrさんが記して下さいましたが、 「百人斬り訴訟」の原告側の弁護士として尽力されています。
この訴訟は、戦時中に南京で百人斬りを行ったという虚偽の話を元にして中国政府に処刑された、向井、野田両少尉の名誉回復の為に行われている訴訟です。
これについては、以下の本に漫画で分かりやすく紹介されているので、お読み下さればと思います。
「百人斬り」報道を斬る―敵はシナ中共政府と我が国の偏向マスコミだ
日新報道
畠 奈津子(著)
発売日:2004-09
おすすめ度:5
おすすめ度5 真の敵は誰なのか!
おすすめ度5 愕然とした
おすすめ度5 新聞(マスコミ)を疑え!!
おすすめ度5 ぜひ読んでください。



※関連ニュース

■教育基本法改正で修正要求 民間教育臨調など

自民、民主両党国会議員などでつくる教育基本法改正促進委員会、民間教育臨調、日本会議国会議員懇談会などは19日、国会内で合同総会を開き、「愛国心」を「国を愛する態度を養う」と表現した与党案について「態度」を「心」に変えるなど3点の修正を政府・与党に求めていくことで一致した。
 
修正要求はこのほか、与党案から外された「宗教的情操の涵養(かんよう)」の明記と、教科書検定訴訟や国旗国歌反対運動の根拠とされてきた現行法の「教育は、不当な支配に服することなく」について主語を「教育」から「教育行政」に改めることの2点。総会では「『国を愛する態度』では、子供たちに面従腹背を教えるようなもの」(自民党議員)、「『不当な支配』という文言で責め立てられ、自殺した校長がたくさんいる」(現役校長)などの指摘が相次いだ。

産経WEB(04/19 17:23)より引用



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コメント
この記事へのコメント
>かついちさん
稲田朋美議員はその信条も立派ですし、真性保守の方で、私たちが遅疑なく応援出来る方だと思います。

マスコミが取り上げる女性の新人議員といえは、猪口大臣とか片山さつき議員など、自民党より社民党から出られた方が良かったのでは、と思うような方ばかりです。
ですから、稲田議員のような方もおられるんだというのを知って貰うべく、今回取り上げました。

>kousotsudrさん
百人斬り訴訟では、是非とも勝利して欲しいですよね!
※百人斬り訴訟についてご存じない方はこちらをご覧下さい。
http://homepage3.nifty.com/kyoho-enzai/

そして、kousotsudrさんのブログでも稲田議員を取り上げて、応援して下さればと思います。

>milestaさん
本当に、官僚の方々の感性はどうなっているのでしょうね。
2006/04/20(木) 01:05 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
本当にすばらしい方です。
みなさんおっしゃるように稲田さんは素晴らしいですよね。政治信条がしっかりしていて、行動力もお持ちで、そして言葉の使い方がお上手です。
今回の御発言を見ましても「祖国」という言葉への思い入れが伝わってきて、国語を大切になさる方だということがわかりました。「祖国」がダメだという人たち(官僚)の感性はどうなっているんでしょう?
2006/04/19(水) 21:25 | URL | milesta #4On3Ze.o[ 編集]
spiralさん,こんにちは.
稲田先生については,いずれ拙ブログでも取り上げるつもりでいました.まさしく,真性保守の国会議員だと思います.
稲田先生といえば,”百人斬り訴訟”ですが,次は必ずや勝利していただきたいです.先判決のために,未だに左翼どもから云われなき貶めを受けております.南京事件についてもそうですが,フィルターのかかった証言や日記など,歴史事実に反映しないことを示してやる必要があります.
2006/04/19(水) 13:48 | URL | kousotsudr #-[ 編集]
すばらしい国会議員が出てきました
今回の皇室典範改正議論にしろ、教育基本法の議論にしろ、頼もしい自民党新人議員が出てきたことはとてもすばらしいことだと思いました。稲田朋美議員の政治信条もとても心に惹かれるものがあります。小泉チルドレンと言われる新人議員が、本当の意味で小泉自民党を壊してしまうのではないかと、内心期待もしています。皇室典範改正に関しては、「自民党を割ってでも典範改正に反対する」とまで言った議員がいたとか。保守という「仮面」をかぶった古参議員に遠慮することなく、堂々と戦っていただきたいと思います。
2006/04/19(水) 10:10 | URL | かついち #JalddpaA[ 編集]
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