『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
更新が滞ってしまってすいません。体調不良でダウンしておりました。
まだ本調子ではありませんが、だいぶ良くなってきたので、ぼちぼち更新していきます。宜しくお願いします。

今回は、日本政策研究センター発行の月刊誌『明日への選択』平成十七年九月号より、村山實氏の書かれた論文を引用します。

(引用開始)
■日本人の精神支柱 アカキ、キヨキ、ナオキ、タダシキ

日本民族の精神支柱に深く根ざしてきた心とは『アカキ、キヨキ、ナオキ、タダシキ』心である。これこそ日本人の心であり、魂の拠り所である。

日本人の祖先は、光明(アカキ)を求め、清浄(キヨキ)を愛し、万物を素直(ナオキ)に受け容(い)れ、正直(タダシキ)に生きるよう、毎日、不断の努力を惜しまぬ民族であった。

その現実的努力の方法のひとつに『働く』という行為がある。ニートやフリーターと呼ばれる人種が蔓延する現代の若者からは想像もつかないが、かつて日本人は世界一の働き者といわれた。働きすぎだといわれ、”働き蜂”とか”エコノミックアニマル”とも揶揄(やゆ)された。

キリスト教圏の労働観からすれば、日本人の働きぶりは卑しい行為と見える。西欧では『働く』ことは『労働』といい、日本では『勤労』という。キリスト教では、労働は卑しい『苦役』であり『罰』であるが、日本人の勤労精神は、そのまま天地自然への勤労奉仕であり、働くことはそのまま『側(はた)を楽にする』ことであった。

したがって日本人にとって働くことは美徳であり、喜びであった。そもそも日本の神話に出てくる神々は、機織(はたお)りをし、田畑を耕し、稲の束をかついで働いている、神が働いている宗教は、世界のなかでも日本の神道だけである。彼我(ひが)の国との労働観の違いはここにある。

努力すれば、その分だけ天地は与えてくれる。それでも収穫が少ないときは、自分たちの努力がまだまだ足りないのだとプラスに心を転じ、更にまた働いた。腐ったりあきらめたりせず、どんな現実をも素直に受け容れ、更なる努力を惜しまない明るさ、つまりアカキ心を持っていた。

物事を成す人は明るい。どんなものであっても明朗さがなければ成功しない。明るいということは、ものを生み出す源なのだ。「明」の文字は、「日」「月」と書く。我々は「日」の光の恩恵と、「月」の運行とのバランスによって生き、生かされている。明るさの大切さが分かる。

また日本人は清浄(せいじょう)、清廉(せいれん)を愛し、罪や穢(けが)れを忌み嫌った。穢れとは、不浄な汚れに限らず、醜(みにく)いものや俗悪なもの、不道徳なども広範な穢れである。日本人はそれを清明快活に、しかも具体的に解決しようとしてきた。それがいわゆる神道の「禊(みそぎ)」や「祓(はら)い」である。

禊とは身体についた汚穢(おわい)を洗い清める行為で、神社の参道にある手水舎(てみずや)で口をすすぎ、手を洗うのも禊であり、相撲で力士が取り組み前に塩をまくのも、料理屋や寄席の入り口に盛塩をするのも禊に由来する。いわゆる過去のいざこざやわだかまりを「水に流す」というのも、アカキ・キヨキ心を尊んだ先人の知恵である。

日本は稲作民族である。「米」の文字が示すように、田植えから稲刈りまで八十八の手間がかかり八十八人の人手がいるといわれている。それは決して一人だけでできるような労働ではなく、隣近所と協力して働かなければならない。当然のことながら、仲間同士の信用・信頼がなければ収穫は望めないということだ。ナオキ心とタダシキ心、つまり素直であること、正直であることが、仲間の信用や信頼を得る。

道徳荒廃の現代、かつて日本人が尊んだアカキ、キヨキ、ナオキ、タダシキ心に立ち戻らねばならない。
(引用終わり)


戦後、教育界では知育に重きを置き、こうした徳育が蔑ろにされてきました。そして、GHQの占領政策により、『戦前の日本=悪』であるとの認識を植えつけられたため、先祖が育み、代々受け継いできた良き伝統的考え方や慣習といったものが伝えられなくなってしました。それが現在の日本人の心の荒廃を生んでいると私は思います。

今こそ私たちは、文中にあるような、アカキ(明るき)・キヨキ(清き)・ナオキ(直き)・タダシキ(正しき)心に立ち戻らなければなりません。(終)

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コメント
この記事へのコメント
>かついちさん
かついちさんの言われるように、私もこのブログを通じて、かついちさんを始め日本の教育を憂う方々が多くいることを知り、大変心強く感じています。

>のぶにいさん
>戦後葬られた日本の心をあらわす言葉や教育を復活させたいですね。

そうですね。現在の日本世相を見るにつけ、日本人の心の復興こそが緊急の課題だと思います。
そのためには、教育を正常化し、『日本の心』をきちんと教えることが大事だと思います。
2006/03/22(水) 20:17 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
戦前の教育
GHQによる占領政策で、戦前の日本の意識はすべて崩壊させられましたね。
良い事も悪い事も。

戦前にあった修身教育は、全世界が絶賛する内容であったのに、やはりアメリカとしては、それが足かせになるのでしょう。

戦後60年が過ぎた今、今の学校教育から目覚めて、真に過去を遡り、事実を知ろうとする人たちが増えました。
喜ばしい事です。

戦後葬られた日本の心をあらわす言葉や教育を復活させたいですね。
2006/03/22(水) 16:22 | URL | のぶにい #-[ 編集]
勤労が美徳と言われた時代
今の世の中で、まじめであることが馬鹿を見る、という風潮が許されてはなりません。まじめに働けば働く程その功績を讃えられ、認められるような社会でなくてはおかしいのです。二宮金次郎さんの銅像が学校の校庭から姿を消した頃から、この戦後日本の荒廃が始まったような気がします。
でも、このブログを拝見させていただくかぎり、このような教育の荒廃を心配し、憂い、何とかしなければと考える方々がたくさんいらっしゃるようなので、まだまだ日本も捨てたものではないと思います。
2006/03/22(水) 16:12 | URL | かついち #JalddpaA[ 編集]
>かついちさん
WBCで日本が世界一になったのは、本当に嬉しいニュースでしたね。これを機にかついちさんの言われるような世の中になると良いなと思います。
2006/03/22(水) 12:25 | URL | spiral(管理人) #-[ 編集]
野球世界一に学ぶこと
久々にコメントします。本日野球で日本代表が世界一に輝き、彼女と共にその喜びを分かち合いました。この快挙は私たちに少なからず大きな勇気と頑張ることの大切さを教えてくれたような気がします。今の日本において、頑張ること、まじめであることで周囲から非難されたり、恥ずかしいことと思わせるような風潮があることは、世界の中にあってもとても恥ずかしいことと言わざるを得ません。努力すればするほどそれが報われるような世の中に早く戻すことが最重要課題ではないでしょうか。
2006/03/21(火) 20:05 | URL | かついち #JalddpaA[ 編集]
>ハマル君さん
コメントありがとうございます。

>milestaさん
お陰さまで、ようやく復活出来ました。
所謂ニートやフリーターと言われる若者が増えているのは、働くことの大切さ、労働観を教えていないからだと思うので、milestaさんの言われるように、子供の頃からきちんと教えないといけませんよね。

>百式さん
>金を稼ぐ事よりも、「一生懸命が格好いい」と思える世の中にしたいですね。
私もそう思います。


2006/03/19(日) 00:15 | URL | spiral #-[ 編集]
 少し回復されたようですね、良かったです。
 金を稼ぐ事よりも、「一生懸命が格好いい」と思える世の中にしたいですね。
2006/03/18(土) 19:12 | URL | 百式 #-[ 編集]
お元気になってこられたようで安心しました。

日本は勤労は美徳のはずだったのに、最近では若者を中心に「がんばることは恥ずかしい」というような風潮があり、学校でもきちんと勉強をしている優等生ほどいじめられたりするようですね。これでは国力は衰退していく一方です。
日本は資源もとれず観光収入なども少ないのですから、働いて何かを作り出していかなければ国が成り立たなくなります。働くことの大切さを子供のうちから教えなくてはなりませんよね。


2006/03/18(土) 15:53 | URL | milesta #4On3Ze.o[ 編集]
勉強になるなー
>>「米」の文字が示すように、田植えから稲刈りまで八十八の手間がかかり八十八人の人手がいるといわれている。~

★たいへん勉強になりました・・・

★貴ブログのご活躍をお祈りいたします
2006/03/18(土) 15:20 | URL | ハマル君 #OREvx6dA[ 編集]
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