『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
今回は、日本政策研究センター発行の「明日への選択」平成26年5月号より、歴史に対する考え方について書かれているコラムを引用します。
文中の小林秀雄氏の指摘は大変重要なことだと思いますので、しばらくトップ記事として載せておきます。

■「諸君の中に全歴史がある」

最近刊行された『小林秀雄――学生との対話』(国民文化研究会・新潮社編)を読んだ。日本における近代批評の確立者とされる小林秀雄が、昭和三十六年から五十三年までの間、五回にわたり九州で開かれた「学生青年合宿教室」に赴き、全国から集まった数百名の学生や青年と講演後に交わした対話の記録だ。

学生時代に自らも質問を行った国文研参与の國武忠彦氏は「学生の質問がたとえ稚拙であっても、先生は誠実に受け止め、真面目に答えてくださった」と記しているが、対話の中身は今日なお古びていない。ここでは心に留まった応答の一端を紹介する。

まず歴史に対する考え方から。「信ずることと考えること」後の対話で小林秀雄は、みなが歴史、歴史と言っている風潮に疑問を呈した上で、こう説いた。

「昔の人が信じたとおりに信じることができなければ、昔の人が経験したとおりに経験することができなければ、歴史なんて読まないほうがいい。これは本居宣長の説です。宣長さんは、『古事記』の神話をすべて、あのとおりだと信じた。あれが神話時代の歴史であったのです。それが信じられなかったら、神話なんか読む必要がない。

現代の歴史家で、この点を一番徹底させているのはクローチェです。クローチェは『どんな歴史でも現代史なのだ』と言っている。・・・・・

昔は、『増鏡』とか『今鏡』とか、歴史のことを鏡と言ってたのです・鏡の中には、君自身が映るのです。歴史を読んで、自己を発見出来ないような歴史では駄目です。どんな歴史でもみんな現代史である、ということは、現代のわれわれが歴史をもう一度生きてみるという、そんな経験を指しているのです。それができなければ、歴史は諸君の鏡にはならない」

では、どうすれば歴史は「鏡」となるのか。別の学生との応答でこう語っている。

「歴史は詮索するものではない。まず共感しなければいけないものだ。共感する時には、〈あはれ〉を感じるでしょう。〈あはれ〉を感じる心というのは、どういう心だ?

それはイマジネーションが働いているということだ。・・・・・

歴史を知るにはイマジネーションが必要なんだ。今はもう目の前にないものだから、諸君がイマジネーションによって呼び起こさなくてはならない。君のイマジネーションが働けば、今ここに歴史がちゃんと見えてくる。

そんな不思議な働きをする心を、みんな抱いているんだ。だから僕は、諸君の中に全歴史がある、と言うのです。諸君は自分の心の中に、諸君のイマジネーションによって日本の歴史をいきいきと呼び起こすことができる」

■「僕たちは宿命として、日本人に生まれてきた」

一方、「文学の雑感」後の対話では、こんなことを。

「宣長さんは、『古事記』を深く詠み、日本を愛したのだけれど、国粋主義者ではない。あの人は、僕たちの宿命を信じた人です。僕たちは宿命として、日本人に生まれてきたのです。僕も君たちも好んで日本人に生まれたんじゃない。誰かにそう定められたから、僕たちは日本人なのです。そうであるなら、その定めのとおりに生きなければ、生きられやしないのです。・・・・・・日本人は日本人の伝統というものの中に入って物を考え、行いをしないと、本当のことはできやしない、と宣長さんは考えた。伝統の中に入らなければ、本当の自分を知ることはできない、と考えたのだ。そして伝統の中に深く入っていくことが、そのまま普遍に向かって開くことだと承知していた。僕はそう思うな。君は、普遍的なもの、人類的な観念などをいきなり掴むことはできない」

グローバリズム全開、英語教育礼賛の風潮の中で、改めて噛みしめたい指摘である。

■「親の愛情を受け止める能力を子供は完全に備えている」

最後に、教育についての考え方も紹介したい。「常識について」後の応答だが、ケータイなどの悪影響を気にしつつ子育てをしている現代の親にとっても示唆に富む。

「家庭の教育でも、本末が転倒しているようです。子供に対する外的な影響ばかりを、やかましく言う。テレビの影響だとか、雑誌の影響だとかが、しきりに論じられている。だが、子供が一番深く影響を受けるのは、家庭の精神的、感情的雰囲気というものでしょう。親が本当に深い愛情を持っていれば、子供は直ちにこれに感応して、現実的な態度を取るものです。親の愛情をきちんと受け止める能力を、子供は完全に備えている。当たり前のことだが、存外忘れられているのです。」

引用終わり。

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「すべての官公立施設からすべてのテレビを撤去せよ」
>焼身を 出来ぬ我が身の ふがいなさ
>生ある限り ユダ金撲滅 >芭蕉
>芭蕉さん 最高の詩 同感です。 >豚朕勘
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201407/article_30.html

>芭蕉さん
>豚朕勘さん

わが身を焼く前にB-CASカード破棄NHK解約解体して似非日本人政府ユダ金スパイ憲法違反内乱罪外患罪公務員と戦争犯罪人在日米軍をことごとく投獄または国外追放し、日露安保条約平和通商条約を結んで福一を石棺桶化してから死にましょう。



日本国公務員全員に告ぐ。官公庁施設備品としてテレビを一台でも購入設置すれば直ちに公金窃盗不正使用の刑事汚職であり、憲法99条違反である。

また公務員が職務中に1秒でもテレビの画面を視聴すれば直ちに職務怠慢、公務遂行義務違反であり懲戒免職である。

テレビのようなまったくものの役に立たない、しかも人体に有害極まりない電気毒物を、憲法によって国民全体への奉仕が義務付けられた公務員の公務遂行施設官公庁が国民が納めた税金を使って購入設置してNHK受信料を払い電気料金を払うことは、重大な憲法違反の公金窃盗である。その施設に所属する公務員全員連帯責任で懲戒免職相当である。

直ちに全国すべての公金で運営される官公庁施設からテレビを一台残らず撤去しNHK解約しリサイクル業者へ売却して売却益を購入損金の補填に充てよ。足りない部分は当該施設の職員全体で等分に俸給から返還補填せよ。

行わなければ公金窃盗で刑事告発して公務員全員懲戒解雇する。


NHKは総務省直轄の法人組織であり国家予算から運営資金を計上しているのであるから、NHK職員は全員主権者国民が納税して形成した公金から俸給を受け取る「公務員」である。NHK職員には全員憲法最高法規99条によって憲法擁護遵守義務が科せられている。

さて放送法なる違憲立法によって受信料を徴収しているNHKが、税金で購入した公用車両のカーナビや税金で購入した公用携帯電話からNHK受信料を徴収すればそれはただちに公金窃盗というNHKの刑事犯罪に当たる。

そういう事実があれば直ちにNHKを公金窃盗で刑事告発して解体する。違憲立法放送法を悪用して国民の財産から受信料を盗み続けてきた総務省を刑事告発して、NHK開局からこれまでに詐取した受信料累積全額国庫へ返納させる。期限は2年以内。すべての公務員を管轄する総務省の犯罪であるから、すべての公務員俸給を減額して賠償金支払いに充てる。2年もあれば十分賠償できてお釣りがくるよ。
2014/07/07(月) 22:39 | URL | 通りがけ #-[ 編集]
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