『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
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以前、拙ブログで大阪市にある塚本幼稚園で教育勅語を子供たちに暗唱させていることを紹介しました。

■今こそ教育勅語に学ぶとき
http://hepoko.blog23.fc2.com/blog-entry-204.html

今回は、日本創新党が同幼稚園に視察に行った時の動画がyoutubeにアップされていたので紹介します。園児たちが君が代を歌い、一生懸命教育勅語を暗唱する姿には感動を覚えます。こうした素晴らしい教育が、この幼稚園だけでなく、全国でも行われることを切に願います。



kosakaeiji さんが 2011/10/18 にアップロード
大阪市内の私立塚本幼稚園視察の際に撮影。朝礼で園長先生と地方議員の挨拶をしっかりと聞いたのち、いつも通り、国歌斉唱、教育勅語と五箇条の御誓文の暗踊、体を動かし、その後瞑想と続きました。素晴らしいの一言です。
 お兄さん、お姉さんの見よう見まねで、2歳児もしっかりと朝礼に参加してました。
 (平成23年10月14日 日本創新党 地方議員会 視察にて)

■塚本幼稚園 http://www.tukamotoyouchien.ed.jp/



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道端のコスモス
※数日前、近くの道端に咲いていたコスモスです。画像をクリックすると拡大します。


今回は「れいろう」平成23年10月号より、篠浦伸禎(しのうらのぶさだ)氏の論文を引用します。私自身が今心療内科へ通っていることは、前回の記事に書きました。現在のような日本社会では、私と同じように精神的不調に陥る方も多いと思いますので、今回はそれに関連した、脳機能やアイデンティティーについて書かれた論文を引用します。

■周りの人々を幸せにする脳の使い方
―脳の司令塔のレベルを高める

都立駒込病院脳神経外科部長
篠浦伸禎(しのうらのぶさだ)

昭和33年(1958年)、愛媛県松山市生まれ。東京大学お学部卒業後、富士脳障害研究所、東京大学医学部付属病院、都立荏原病院、茨城県立中央病院、国立国際医療センターにて脳神経外科医として勤務。平成4年、東京大学医学部医学博士号を取得。12年から都立駒込病院脳神経外科医長、21年に同部長に就任。脳の覚醒下手術でトップクラスの実績を持つ。著書に『人に向かわず天に向かえ』(小学館)、『脳は「論語」が好きだった』(致知出版)、『脳にいい5つの習慣』(マキノ出版)などがある。



■憂慮すべき脳機能の低下

今やわが国は高齢者が人口の二三パーセントを超す「超高齢化社会」です。老後を幸せに、家族や仲間と楽しく元気に暮らしていくためには、加齢に伴う脳機能の低下を防ぎ、認知症になりにくい生き方をする必要があります。

またストレスが多く、人のつながりも薄くなっている現代社会では、うつ病や神経症などの精神疾患、脳梗塞やくも膜下出血などに悩む人々も増えています。こうした心や脳の病気は、なんらかの理由で脳の機能が低下し、自分らしい生き方を見失ったり、ストレスを乗り越えられなかったりすることから発症します。

加齢による脳機能の低下を予防し、厳しい競争社会を生き抜いていく強くたくましい脳をつくるためには、自分の脳をコントロールし、バランスのとれた総合的で安定的な生き方をする努力が求められます。戦前の日本は封建的な社会だったかもしれませんが、地域や家族という共同体が基本であり、共に生きていくための倫理観や価値観もきちんとしていました。共同体を守るためのsy快適な規範があり、それを伝え、教える環境も整っていました。学校だけではなく、親や近所の大人たちが、子供たちに人間としてどう生きるべきかを教えてくれたものです。

ところが今は、そうした社会的な価値基準を持たない”タガ”の緩んだ社会になってしまいました。基本的な生き方を身に付ける機会を持てず、大人になってからも人間関係に悩んでいる人がたくさんいます。ストレスに押しつぶされる人も増えています。

自分らしさを打ち出せず、壁にぶつかるとすぐくじけてしまうのは脳機能が低下している証拠です。脳がイキイキと活動していれば、どんな環境にあっても人間は心や脳の病気を患うことがありません。

貧しかった時代には家族が支え合い、一緒に暮らせるだけで幸せを感じ、苦労があってもそれを克服するエネルギーが自然にわきだしてきたものです。人々は元気に働き、仲良く暮らしていました。今、そうして元気に生きていくことができない人が増えているのは、脳の司令塔である"自我(考え行動する主体としての自己)"のレベルが低下し、バランスを崩してしまっているからにほかなりません。

最近、fMRI(ファンクション・エムアールアイ)やトラクトグラフィーという新しい検査法によって、人の活動と脳の部位との関係性が分かるようになりました。それとともに明らかになってきたのが、脳の中央部で司令塔的役割を果たす"自我"の存在です。うつ病や認知症は、この異常による脳機能の低下が原因で発症する病気なのです。脳の老化や機能の低下をやわらげ、病を防ぎ、イキイキと人生を全うする上では、この自我をどれだけ強くでき、それだけうまく使えるかがポイントになります。

■アイデンティティーは脳が決める

脳の覚醒下(かくせいか)手術(意識がある状態で脳を露出させて行う最先端の手術)をしていると、手術による脳機能の低下をカバーするために、左脳や右脳が防衛反応を示すことが分かります。言語を使って過去を定着し、未来に向けて合理的に考える左脳は、機能が低下すると不機嫌になり「攻撃的」になります。一方、現在起こっていることに対して周囲の人と調和し、現実に注意を集中して対応する右脳は、機能が低下すると眠くなるなど「逃避的」になります。健常者でも、強いストレスがかかると眠くなったり腹を立てたりすることがありますが、それは機能低下を完治した左脳や右脳が自動的に防衛反応を示すからです。

数多くの臨床例を観察した結果、自我の使い方によってその人のアイデンティティーも決まってくることが分かりました。
図:脳の成長過程
脳をピラミッド構造に例えると↑図を参照して下さい。クリックで拡大します)、最底辺にあるのは一次元の「自立」であり、これをコントロールしているのは動物脳です。そして上位レベルには二次元、三次元の人間脳があり、脳はピラミッドの頂点にある四次元の「強い自我」を目指して成長・発展していきます。「強い自我」とは、どんな厳しい状況に置かれても乗り越える脳の使い方を指します。

自立した脳が成長して二次元に到達すると、左脳は「信念」という合理主義精神を発揮するようになり、右脳は「感謝」というキーワードを持つ共生機能を強めて活動するようになります。そして三次元レベルに進むと、左脳は未来をめざす「志」の確立に向かい、右脳は空間領域を拡大する「情熱」というエネルギーを燃やします。

その成長過程で決まるのが個々人のアイデンティティーです。ですから育った風土やジェンダー(文化的・社会的に形成される男女の差異)によって傾向は違ってきます。大まかに分けると、西洋人や男性は「二次元左」から「三次元左」へ、東洋人や女性は「二次元右」から「三次元右」に向かって進化するようです。

例えば日本人男性は、武士道に代表されるアイデンティティーが強く、「三次元左」の「志」をめざす傾向にあり、日本女性は、やまとなでしこ型で「二次元右」の感謝を大切にします。それを見て、左脳と右脳のバランスが取れた日本人は精神的・文化的に優秀だと言われてきたのです。ただし現代日本では、残念なことにそうした素晴らしいアイデンティティーは薄れつつあります。

しかし、アイデンティティーが過剰になると信念や情熱が暴走を始めることがあります。「二次元左」の「信念」が過剰になると宗教的な原理主義や民族浄化の優生主義に走りがちですし、「三次元右」の「情熱」が過剰になると帝国主義的・独裁的になります。ヒトラーやアラブ原理主義者は、自らのアイデンティティーである「二次元左」の「信念」にブレーキをかけることができなかったのです。ナポレオンのロシア遠征や豊臣秀吉の朝鮮侵攻は、「二次元右」の「感謝」を忘れ、「三次元右」の「情熱」による拡大路線に走った事例です。

現実社会を見ても、中東の宗教・民族紛争は「二次元左」の脳の異常がもたらしていること、欧米発の金融危機は「三次元左」の脳の異常がもたらしていることが分かります。このように、人間社会のあらゆる問題は自我によってコントロースできなくなった脳の異常によって引き起こされているのです。

人間は「強い自我」をめざして努力をしなければなりませんが、「過ぎたるはなお及ばざるが如(ごと)し」というのも世の中の真理です。グローバル化した競争社会で、日本人が存在感やアイデンティティーを発揮していくためには、武士道精神にも通じる「三次元左」を強化する一方で、「二次元右」の敷島(しきしま)の大和心を大切にするというバランスのとれたアイデンティティーを追及し続けていかなければなりません。

さらに、老いてなお周りの人々を幸せにできる人生を過ごすには、脳の司令塔である自我をバランスのいい状態に保つことも必要です。

自分らしさ(個性やアイデンティティー)を形成するのは強い自我です。自我を上手に使いこなせないと、脳は機能を低下してうつ病や神経症、そして認知症を発症します。その予防のためにも、自分は脳のどの部位を使っているのか、活動の基準としている価値観は何かということを明確に認識し、強い自我を確立していくことが求められているのです

■ストレスは自我を強くする

心の病気、脳の病気は、強度のストレスによって引き起こされることが分かっています。とはいえ、生きてるかぎりストレスは付いて回るものですから、今の脳科学ではストレスを悪者扱いしないで、むしろ人間的成長の糧になるものと考えるようになりました。ストレスから逃げるのではなく、ストレスは自立するために欠かせない一種の通過儀礼だと考え、前向きに受け止めていきたいものです。

人間はストレスを経験することによって今までとは違う脳の使い方を身に付け、脳のレベルを高めることができます。大病を経験して初めて感謝の心を持てるようになった人もいれば、病気を克服した喜びを仕事のエネルギー源としてその後の人生に成功した人もいます。ストレスに直面してもそれを克服し、より次元の高い自我に到達できるのが人間です。「艱難汝(かんなんなんじ)を玉にす」ということわざがあるように、ストレスは脳の使い方を転換したり、次元を高めるきっかけをつくります。

歴史上の偉人たちは、どんなに厳しいストレスに見舞われてもそれを克服し、偉業を成し遂げてきました。

徳川家康は、幼いころ人質にとられましたが、家臣団の助力によって頭角を現し、戦国時代に終止符を打って三百年近く続く江戸幕府をつくりました。「狸おやじ」という異名は、相手や状況に応じて脳の使い分けができた稀有(けう)の人だったことを示唆しています。

渋沢栄一は農家の出身でしたが、幕末に渡欧する機会を得て近代資本主義の洗礼を受け、日本初の株式会社をつくっただけでなく、五百近い会社の創立にかかわりました。著書の『論語と算盤(そろばん)』を読むと、儒教の「仁(じん)・義(ぎ)・礼(れい)・智(ち)・信(しん)」を大切にする人だったことが分かります。

「経営の神様」といわれた松下幸之助も、「水道哲学」を唱えて家電製品の普及に尽力するなど世の中に尽くすことで成功した経営者です。

一方、合理的な左脳を使って天下を取ったものの、人の情を解しなかった織田信長は本能寺の変で非業の最期を迎えました。幕末の志士たちも志を掲げて活躍しましたが、包容力という右脳の働きで明治維新を成し遂げた西郷隆盛は、時代の変化に適応する合理的な行動がとれずに西南戦争で命を落としてしまいました。

脳の狭い部分しか使っていないと、英雄や偉人といえども晩節を全うすることはできないのです。一部の部位の脳の使い方に優れていたとしても、時代や環境の変化に適切な対処ができなくなってしまうからです。

とはいえ、人間は全部の次元の脳を一度に、そしてパーフェクトに使いこなすことはできません。人間にはアイデンティティーがありますから、左脳にはついけれど、右脳には弱いとか人によって違いは必ずあります。ですから、仕事でも事業でも人と共同で何かを行う場合は、自分のアイデンティティーの強みと弱みを把握した上で、補完してくれるような相手を組むことも必要でしょう。"世界のホンダ"を創った本田総一郎は自分とはまったく別のアイデンティティーを持つ藤沢武夫とコンビを組んで本田技研を大きく育てたのです。

■自我を高めるのは人間学

普通の人の場合は。脳全体をバランスよく使っていないと、時代や環境の変化についていけずに認知症を発症したり、脳梗塞や脳出血になる確率が高くなったりします。脳外科で手術をした患者さんたちの例を見ると、西遊の脳の使っていないほうの脳に脳梗塞が多く、よく使う脳の方に脳出血が多いようです。

特に脳をバランスよく使う上で重要なのは、脳機能のベースである一次元脳です。人にあったら挨拶するなど、ただ見たまま、聞いたままの情報で判断・反応するのが一次元脳であり、ここがうまく機能しないと、社会生活上の儀礼や人への礼節を欠き、たとえ高度な三次元の脳を使えても、孤独な生活を余儀なくされます。

脳をバランスよく使える人とはつまり、その一次元をベースに、人生という時間に耐える、レベルの高い使い方をしている人と言えます。そこで欠かせないのが、社会の役に立つような生き方です。人間の大脳の内側には、食欲や性欲、快感といった生物としての本能的な情動をつかさどる"動物脳"があります。人間が強いストレスを受けると、この動物脳が反応しますが、そこで動物脳がうまくコントロールできないと、自暴自棄な行動に走ったり、認知症や病気になったりします。動物脳をコントロールすることは、言い換えれば、いかに人としての「私」の部分を抑え、人のため、社会のためという「公」に向かって生きるか、ということです。人間の脳は「公」をめざさないかぎり、働かないようにできている、と言っても過言ではないでしょう。

坂本竜馬をはじめとする幕末の志士たちが、「サムライ」として尊敬され続けるのは、彼らが動物脳を完全にコントロールし、大義(公)のためという「志」に生きる脳の使い方をしていたからにほかなりません。

彼らが自身を向上させるうえで、深く学んだのが「人間学」です。人間学とは一言でいうと、動物脳をコントロールするために、どのような心構えで生きていけばよいかを教えてくれるものです。

人間学の代表である『論語』では、儒教の五つの徳目「仁(思いやりの心)・義(人として正しいことを行う心)・礼(礼儀と感謝の心)・智(物事の善し悪しの判断力)・信(誠の心)」を兼ね備えた人のことを「君子」と言っていますが、その「君子」のあり方を脳科学的に分析すると、脳のあらゆる機能を高いレベルで使っている状態と言えます。ですから、一見すると古臭い『論語』も、実は「脳を一生徹底的に使い、向上していくことをめざす人間学」の原点なのです。脳科学ではいまだに『論語』の中の言葉がなぜ脳に有効に働くのか説明できませんが、精神的に健康な人のみならず、うつ病やストレスによる精神疾患にかかっている人を元気にする言葉がたくさん詰まっています。

良き人間学に学び、自分のことではなく、人のため社会のために「情熱」を注ぎたくなるような「志」を持つこと、それがいくつになっても、脳をイキイキとさせる秘訣といえるのかもしれません。東日本大震災の後、多くのボランティアが支援活動をしていますが、「公」のために尽くすことで、脳機能の司令塔である自我はさらに強くなり、脳は活性化します。

年を重ね、経験を積む中で、簡単にストレスに負けない自分を鍛えましょう。そうすることで人は最後まで幸せに生きられるのです。(終)


前回のブログで、病気のストレスに負けない強い心を養いたいこと、そのために「日本人の心」を改めて学び始めたことを書きました。
その後、この篠浦伸禎先生の論文を読ませて頂き、自分が考えていたことが間違ってないと分かり、嬉しく思いました。「志」を持つことや、「感謝」を大切にすること、「私」の部分を抑え、社会のため「公」のために生きることなどは、吉田松陰を始め偉人の方々が何度も何度も繰り返し言われてることです。そのような「日本人の心」を始め、人間としてどう生きるべきかを教えてくれるもの、篠浦先生は「人間学」と言われていますが、それを学ぶことで脳機能が高まり、ストレスに負けない強い自分を作ることができるというのを、医師の立場から述べて下さっているのは、大変心強く感じました。

思えば、私が病気になり、何度も生死の境を彷徨いながら、それでも生きて来られたのは、お天道様やご先祖様、英霊の方々、天皇陛下の国民への無私の祈りなどの目に見えない陰のお力と、家族や周りの人々の助け、拙ブログを読んで下さっている方々からの激励などに支えられてのことです。
そしてもう一つ、私自身が「この国難の時に『公』のため何もせずに死んだら。あの世でご先祖様や英霊の方々に詫びる言葉もない。だから必ず生き抜いて、この時代に生まれてきた者の使命として『公』のためにできることをするんだ!」という「志」を、強く強く心で念じていたことがあるかもしれません。そのことが、篠浦先生の言われるように脳の次元を高め、困難やストレスを乗り越える力になっていたように思います。

ですから、今自分に起きている精神的不調も絶対に乗り越えて、拙ブログは続けていきます。更新は相変わらずのスローペースになるかと思いますが、これからも宜しくお願い致します。


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