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『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
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現在マスコミでは連日中国で起きた地震のニュースが報道されています。勿論これは大きなニュースであり、同情すべきことではありますが、その陰で毒ギョーザ事件はすっかり忘れ去られたかのようで、話題に上らなくなりました。しかし、この事件は絶対にうやむやにしてはいけない事件です。
今回は、昭和史研究所会報第131号より、高義明(カオイーミン)氏の書かれた論文を引用します。


■国家はなく皇帝だけの中国
――冷凍餃子で分かった中共の本質

高義明(外交問題評論家)

今回の冷凍餃子問題で、本欄の指摘がいかに正しかったか皆さんお分かりだったかと思う。絶対自分の誤りは認めず、常に「悪いのは他人のせい・いいことは自分のせい」という体質である。これは四千年間変わらぬものである。それだけにこうした民族を治めた歴代為政者には、同情したくなるほどだ。

自分の国から出た毒入りギョーザを「日中両国の責任」といい(その証拠も示さずに)、事情が分かってくると、「よく調べる」といい、「調べてみたがそういうことは無かった」とのべ、結局調査しなかったことが分かっただけである。そして「日本側は騒ぎすぎる」とまで、いいつのるありさまである。最後には責任は自分にないということで逃げるとみてよい。中国人はそういうものだと日本人は分かったはずである。

責任は絶対認めず

そもそも、宣伝を本当のことだと思ってきた「美しい誤解」が戦後の日本にはあるのであって、北京が本当のことを言ったことは一度もないのだ。共産主義者は、それにさらに輪を掛けただけなのであって、今回のことは、北京への幻想をすてるべきだと教えているのである。

あの「南京三十万人」も、いかにデタラメなものかが、これでわかるというものである。大体「毒がなかった」「発見されなかった」というのにしても、北京が日本の鑑識技術に匹敵するほどのものを持っていないことは、周知のことで、どういうふうに検査したか?も不明なままである。そういう水準にはないということをよく知っておきたいものである。
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