『散る桜、残る桜も散る桜』 父祖の思いを受け継ぎ、次の世代へと伝えたい
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今回は、日本政策研究センターの会報誌『明日への選択』2月号より、呉善花(お そんふぁ)さん(拓殖大学教授)の論文を引用します。呉善花さんは韓国の方ですが、『攘夷の韓国、開国の日本』(文藝春秋)という著書で第五回山本七平賞を受賞されるなど、日本の歴史や文化を深く学んでおられる方です。この呉さんが、日本人が普段意識していない「日本人の美意識」について述べています。少し長い文章ですが、我々日本人が元気付けられる論文ですので、是非読んで下さればと思います。


■世界に誇るべき「美しい日本」
誰から教えられずとも、この日本列島の中で生まれ育った日本人は、日本的な美意識というものが自ずから備わっている。日本人自身がこの「美しい国、日本」の良さに目覚めれば、俄然展望が開けてくる。

――安倍首相はめざすべき日本の姿として「美しい国、日本」という言葉を掲げています。「美しい」という言葉は政治の用語としては抽象的だとか、曖昧だとも一部で言われていますが、「日本らしさ」ということをよくよく考えてみますと、仮に「豊かな日本」とか「強い日本」とか「正しい日本」と言った場合、どうも日本人の感覚にぴったりこないような気もします。

その意味でも、「美しい国」というのは、日本の本質や理想を示す言葉として適切な表現ではないかと思うのです。ただ、多くの日本人が自国の本質や独自性というものをあまり自覚していないために、そうした声も出てくるのではないかと思うのです。

そこで、当の日本人がなかなか気付かない日本人の美意識や精神性について探究し続けてこられた呉善花先生に、「美しい日本」とは一体どういうことなのかということについてお聞きしたいと思います。

■やはり日本人は日本人

 そうですね、「豊かな日本」「強い日本」「正しい日本」・・・・・どれもこれも、日本らしさをぴったり表した言葉とは言えないでしょうね。私は日本の独自性を表すには、やはり「美しい日本」、これしかないと思いますし、実はそのことを最近、大学の授業を通してつくづく実感しているところです。

昨年からですが、私は五百人近い学生を相手に「日本の歴史と文化」という講義をやらせていただいておりまして、日本の文化の変遷や独自性というものを外国との比較を通して紹介しています。

この講義は、留学生も選択していて、日本の文化を知らない留学生にはかなり喜ばれているとのことですが、同時に四百人を超える日本人学生が、外国から来た私の語るこの日本文化の講義に出席しています。

その日本人学生たちがどんな感想を持っているかというと、毎回書いてもらっている感想文を読みますと、「私たちの先祖は本当は悪い人たちじゃなかった。なんと立派だったんでしょうか」とか「このような授業というのは日本全国で教えるべきではないか」とか「なぜ今までこのように本質的なことを教えてくれなかったのか。歴史といえば、人の名前と年代を覚えさせられるだけだった」ということを書いている。
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今回は、拙ブログの『お薦めの本』欄でも紹介している高山正之氏(帝京大学教授)の著書より、まえがきの一部を引用します。

歪曲(わいきょく)報道 歪曲(わいきょく)報道
高山 正之 (2006/10/06)
PHP研究所

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ロサンゼルスに特派員として赴任して間もない頃、ちょっとしたホームパーティーに誘われた。

日本のジャーナリスト、それにハリウッドのお膝元という場所柄もあって映画の製作関係者、写真家や弁護士など結構な顔ぶれが並んでいた。

こちらが新顔と見て、主催者側の米国人スタッフが話しかけてきた。ユダヤ系で大学を2つ出て今はシナリオ選定の仕事をしているという話だった。

海外駐在はここが初めてか。

いや、中東に少々。最近までミャンマーにいてアウン・サン・スーチーに会っていた。彼女を食い物にしている英国人の亭主がたまたまやってきて話も聞いた。帰りにバンコクに寄ったらクーデター騒動に巻き込まれた、軍隊も出て市民が数十人、殺されたというような話をした。

例のスチンダ将軍のクーデターで、首相の座に就いた彼に市民が珍しく大規模な民主化デモを展開して抵抗し、スチンダを退陣に追い込んだ事件だ。

すると彼、「アジアか」と深刻そうな顔つきをして「日本は昔、アジアの国々でたいそう悪いことをしたな」と言い出した。

いや別に、と否定すると、彼はかなりびっくりする。鳩が豆鉄砲を食らったようなという表情でこっちを見据えて「いや日本はひどいことをした。日本は朝鮮を植民地にしたではないか」という。

違うね、ともう一度否定する。朝鮮についていえば植民地(colonize)じゃない。あれは併合(annex)だった。米国がテキサスを手に入れるときの併合と同じだ。それに日本の統治はうまくいった。少なくともフィリピンを植民地支配した米国に何かいわれるほど非道なことはしていない。
今回は、「新しい歴史教科書をつくる会」の会報誌『史』五月号より、映画「南京の真実」を製作している水島総氏へのインタビュー記事を引用します。


■なぜ映画「南京の真実」をつくるのか
この映画で教科書から南京に関する記述が消えたら製作者冥利に尽きる!
               
日本文化チャンネル桜代表 水島 総(みずしまさとる)

■大反響の記者会見と支援募金

―― 今年はあの南京事件から七十周年を迎える節目の年ということもあり、アメリカなどで南京「大虐殺」映画が作られるというニュースが飛び交っています。そこで、南京戦の正確な検証と真実を世界に伝えるため、映画「南京の真実」(仮題)を製作すということで、一月二十四日、ホテルニューオータニでこの映画の製作発表記者会見が行われました。水島さんはプロデューサー兼監督という大変なお役目ですが、大分反響が大きいようですね。

水島 お陰様で、記者会見には、南京問題研究の第一人者である東中野修道教授や保守論壇を代表する渡部昇一先生をはじめ、有識者や大学教授、ジャーナリストなど三十三名の賛同者の方々に駆けつけていただきました。また、国会議員の方々も松原仁先生や稲田朋美先生、戸井田とおる先生など十二名の先生方が超党派の「南京の真実を考える国会議員の会」として参加し、それとほぼ同数の地方議員の方々もかけつけていただきましたので、かなり大規模な記者会見となりました。メディアも、NHKなどの国内メディアだけでなく、AP、AFP、UPI、ニューヨークタイムス等の外国メディアも取材に来ていました。国内メディアの関心は低いものの、記者会見の反響は上々でした。
今回この映画「南京の真実」の製作費は三億円ほどかかりますので、チャンネル桜としては政策準備金として四千万円を用意しました。後は皆さんからの支援金が頼みです。支援金の募集を始めてからまだ一ヵ月半くらいなんですが、お陰様ですでに一億一千万円を越え、準備金と合わせて一億五千万円くらいになっています。目標にはまだ遠いのですが、約三千名の方から、下は数千円から上は数百万円までご寄付いただいています。

―― 一口一万円でしたね。

水島 その下でも大歓迎ですし、上はどこまででもOKですけれども(笑い)、ただ、本当にもうこれはまったく見返りがないんですよ。ご寄付いただいた方にはこの映画のDVDを差し上げたり、大口の方は映画内のクレジットにお名前を紹介させていただくだけですから。
今回は、『通販生活』07’夏号の、「これからの自衛隊はどうあるべきか、5人の視点」という特集より、長谷川三千子氏(埼玉大学教養学部教授)の論文を引用します。

この特集は、「憲法九条を変えるかは変えないかは、せんじつめれば自衛隊のかたちを具体的にどう決めていくかということ」ということで、5人の識者の方に自衛隊についての意見を伺ったものです。

『通販生活』は、タイトル通り通信販売のカタログなのですが、時事問題についての特集も載せています。論調は完全な左寄りで、読んでいて首をかしげる箇所も多いのですが、一応自分達の論調とは異なる方の意見も載せています。

今回、5人の識者の中で長谷川氏の意見がまさに正論だと思いましたので、引用しました。


■国民の生命と安全を守るためにも、また、独立国家として他国と対等に付き合ってゆくためにも、軍事力は不可欠です

これからの自衛隊に求められるものは何かと言えば、まず第一に、その名の通り、しっかりと「自衛」の役割をはたすことだと思います。さすがに近頃では、「われらの安全と生存」は「諸国民の公正と信義に信頼して」保持すればよい、武力などいらぬ、と公言する人は見かけなくなりました。こうして現実に北朝鮮からテポドンが飛んでくる、核爆弾の開発も着々と進んでいるらしい、ということになると、これを物理的に防ぐ方法を講じておかなければならないのは、誰の目にも明らかですからね。

それでもなお、やはり外交中心で・・・という人もいます。しかし、外交が大切だからと言って、物理的な力が必要なくなるというものではありません。いまの6ヶ国協議を見ても分かる通り、外交は常に成功するとはかぎらない。国民の命がかかわっている事柄について、すべてを外交任せにするなどということは余りにも危険です。

しかも、外交が本当にその機能を発揮するためには、その背後に確固たる「力」が存在していることが不可欠なのです。現にいま、北朝鮮がとにもかくにもアメリカの出方を気にしていて、日本のことなど鼻にもひっかけない、という態度なのは、アメリカが徳の高い国だからでもなんでもない。アメリカの力が強いからです。もし本当に外交の大切さを認識しているのならば、自衛隊は小さくてよい、どころではない。もっと強くあれ、と叱咤激励すべきでしょう。